表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/22

衛星探索Ⅰ~創造もできない程~

 タイタンに足を付ける。水色の大きな星に。


 三人がつけている宇宙服もきっちりとした最新のテクノロジーで、それぞれの場所が見えるようになっている。

 

その他、撮った写真も送信することができる。さすがだ。


「じゃあ何か発見した都度、写真を撮って転送してきて」



 ファットの声にみんなが返事をする。宇宙船の時とは大違いの返事をしたマーシェルは、早く早くと探検をしたがっている。ルーカスは相変わらずのきりっとした声だった。


 三人はそれぞれ別の方向へザクザクと歩き始めた。



 宇宙船のドアはガラガラと閉まり、そこへ休むようにしてスリープモードに入った。


「ここには、生物の有無はまだわからないな。危険生物がいる可能性もあるから、きっちりと見極めないと......」


 冷静なルーカスの声が、氷の床に反射する。この星は、あの時以降触れられていない。昔と違うこともたくさんあるはずだ。


 マーシェルはそんなルーカスとは裏腹に、ザクザクと氷の道を小走りで進んでいく。


「なにか、ここでしか見れないものは............。思ったより面白い旅になりそうだ!」



 ちょっと走り疲れたから、休憩でもしようと少し高台へ上がり、何事もなく後ろを振り返るとそこには......月の1000倍ものした、視野に収まらない程の巨大惑星。



 隕石の流れる円を持った土星がどっと、かすみながらも浮いていた。



 あまりにも巨大でいかにも衝突しそうなその星を見たマーシェルは少し恐怖を覚えた。



 それに次ぎ二人も振り向き、少し高いところから土星を見つけた。




その二人はあまりにも心を動かされた模様で、じっとずっと傾いたその環に、その星に見惚れていた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ