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どう見ても美少女です本当にありがとうございました


「兄貴、起きろ。昨日俺のタバコパクったろ」

コンコンコン――


俺、北村 瑞希はその日、弟の祐希の声で目を覚ました。眠い目をこすりながら枕元で充電していた携帯を手にとり今の時刻を確認すると


7:24


ふざけんなもうちょっと寝かせろ。


「せめて部屋の鍵開けろ、タバコ返せ」

コンコンコンコン――


うるさい、いいじゃんタバコくらい…俺は無視して二度寝することに決めた。なんで学校休みの日にこんな時間に起きなきゃいけねんだよ。そう思いながら寝返りをうつとサラサラと長い髪が視界に入ってきた。


…………………?


不思議に思いながら頭を触ってみると、なんかすごい髪長い…俺の髪はこんなに長くなかった筈だ、まさか一夜でこんだけ伸びたのか……?


「兄貴ー、タバコー」


「うるせえ!それどころじゃねんだよ!」


怒鳴ってみてびっくり、声が変。なんか高い。


「……今の声って兄貴か…?」


祐希にも変な声に聞こえたらしい、まぁいいや。とりあえず眠気覚めちゃったし、ベッドから降りドアの鍵を開けてやる。


「…………誰アンタ?」


失礼な弟だ、実の兄に向かって誰?なんて聞くなよ。

あー、それよりタバコタバコっと…なんか知らんが固まってる祐希を尻目に俺は昨日貰った(パクった)タバコを探す。

あれ?どこに置いたっけ?ゴチャゴチャ色んなものが乗っているテーブルの上を探しているとき、ふと近くに置いてある鏡を見てビビった。

鏡に映る自分を見てビビった。

だって、俺女の子だもの。

どうみても俺美少女だもの。




「……だ、誰コレ?」

「いや知らないよ、つかホント誰だよ」


やっとの思いで言葉を発した俺に弟は冷たかった。


つーか


「コレ俺ぇぇぇぇぇぇぇえ!!??」






俺どうなるんだろ…

読んでくれてありがとうございます。先のことなんて考えてません。適当な感じで行きます。誤字脱字が酷かったり文がおかしかったり、色々駄目なところがありますが、もしよければこれからも読んでください。頑張りますので………ね?

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