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病的依存デスガール  作者: レーゼ
過剰な束縛
7/75

ヨウコソ

前回と同じでガイア→メアリー視点に変わります。



「そんなわけだから・・・空いてる日あったら教えてくれ」

「いつでも空いてるに決まってんでしょ?いつも暇で暇で仕方ないんだから。

それにガイアの婚約者がどんな人なのか気になるし」

「俺も同意見だな。あ、レニーも連れていってもいいか?」


上から俺、ジル、ナルガの順だ。

レニーはナルガの従妹で、ナルガはレニーにぞっこんだったりする。

ちなみにこの国は血族婚が認められている。


「あー、レニーか・・・。レニーはまずいかもしれない」


レニーは、可愛くて家事もなんでも出来る。

が、正直すぎるところがあるし、それに・・・。

「ああ、レニーって異性との距離感ゼロだもんね。婚約者さんに疑われるかも」


「婚約者 って?」


なんでここにレニーがいるんだ!



レニーは腰まである赤毛の先端をいじりながらきいてきた。

「え、ガイアさん、婚約者いたの⁉」

「い、今の話どこからきいてた?というかなんでここに?」


結局、レニーも招待することになりました。
















「明日、俺の友達来るから・・・」


ガイアがそう、きりだしてきた。


来るのは3人で、そのうち2人が女だそう。

私の知らないところでガイアと接触しているそいつらに、私とガイアがどれだけ仲がいいか見せつけてあげなきゃ。


どんな奴が来るんだろう。

ガイアに釣り合うような人・・・は流石にいないか。

ガイアは世界一格好いいし?

というか、そいつら超あつかましいよね。

超怖いもの知らず、じゃなかった、世間知らずだよね。

ガイアに近づくなんて。

近づこうと思った時点であつかましい。贅沢すぎ。


明日、どんなゴミがくるか楽しみ。









翌日、私は3人の友人とやらの前にいた。


「ようこそおいでくださいました♪

ガイアの婚約者のメアリー=ウェネフィーと申します」

「どうも・・・」


1人の男性が進み出て、自己紹介をする。


「ナルガ=グレイディです。ガイアの親友やらしてもらってます」

「はじめまして、あなたのことはガイアからよく聞いてます♪」

「あ、」


横にいた女共のうち、緑髪のほうが話し始めた。

「私はジル=グリー。こっちがレニー=グレイディっていいます。よろしく」

「こちらこそ」


私は精一杯の作り笑顔で応対する。

ガイアの友達(勿論認めてないけど)に悪印象を与えてガイアに迷惑かけたくないもの。

ガイアの親友だなんていうあつかましいのと仲良くする気なんてないけど。


本当は、反吐がでそう。


思ったとおりのやつら。

女共は着飾りまくってガイアを振り向かせようとしてるんじゃない?

おあいにくさま。ガイアは外見じゃなくて中身を見る人だもん。


このナルガとかいうのも、でかくて、単細胞ってかんじ?

それほどゴツくはなく、でもガイアと並ぶとなんか嫌。

身長は185cm以上あって、にきび面で茶髪のオールバック。

服装はしゃれたものだけどあまり似合ってないし、うまく着こなせてない。

それに新しいし、私服じゃない。

今日の為にあつらえたってかんじ。

頭も悪そうだし酒癖ありそう。ほら、今もウォッカ飲んでる。


ガイアの親友だなんて、笑わせる。

ガイアって優しいから、どんな人にも話しかけられれば親切に答えちゃうから、つけあがっちゃったんだ?



・・・こいつより気になるのは、あの2人なんだけどね?

恋は盲目ですねw

次回もメアリー視点です。

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