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病的依存デスガール  作者: レーゼ
凶悪な思想
50/75

仮説と真実

ガイア視点→ジナ視点です。

 アンマリーの運んできた料理も食べる気にはなれず、殆ど残してしまった。

どうにも、わだかまりが残っている。


・・・もしかしてメアリーは、一連の事件の犯人に脅されていたりするのだろうか。

犯罪の片棒を、無理矢理担がされているのだろうか?


それなら納得がいく。

メアリーにあった後に行方不明になったジル。

()いでいなくなったジナが家をでた時刻に、メアリーの姿はなかった。

そして裏庭から漂ってきた、あの、吐き気を催す血の匂い。


 頭の中で仮説をたててみる。

 メアリーが一連の事件の犯人に脅されていたとする。

ジルのことは流石に何もしていないだろう。メアリーにはあまりにも酷だ。

ジナをメアリーが誘き寄せ犯人が拉致した、とか。


さっきの裏庭の匂い。

遺体を、遺棄していた・・・?


誰の遺体を?


・・・矛盾があるとすれば、いつ脅されたか。

ジルが行方不明になった時・・・はメアリーは屋敷にいたはず。

ジナにあうまではずっと俺かアンマリーが近くに居たはず。

大体、メアリーは筋金入りのひきこもりだし。



「旦那様、書類整理の仕事が」

「・・・あ、わかった」


わだかまりが残ったまま、仕事にとりかかった。






















「大分回復できたみたいね」


彼女は私のそばまでくると、まだ少しよろめいている私の体を支えてくれた。


「はい、杖があればもう1人でもなんとか歩けます」

「よかったわ」


彼女はうっすらと笑みを浮かべると、杖を握っていない腕に触れた。

 こちらの腕は、皮がめくれているどころか肉までがグズグズになっていたらしく、切断しなければ大変なことになっていた為切断してもらった。


 その代わりに、義手をしている。

彼女お手製の義手らしく、すごく精巧で、ぱっとみただけでは義手だなんてわからない。

私の体の中で唯一、包帯がまかれていない場所だ。


「・・・行きたいところはある?連れて行ってあげるわよ」

そう言われ、咄嗟に思い浮かんだのはガイアさんとメアリーさんだった。


「いいわよ。もとより、彼らにはあうつもりだった・・・手遅れになる前に」

彼女は意味深な言葉を発する。

そして、私に彼らのところへ連れて行ってくれると約束してくれた。


ガイアさんにあって、伝えなければ。

ガイアさんが傷つくだとか、もうそんな悠長なことを考えている余裕なんてないんだ。

他の皆も危ない・・・いつ殺されるかわからない。


 私やお父様がメアリーさんを訴えても、私達が潰されるだけ。

でも、ガイアさんならメアリーさんを止められるかもしれない。国王陛下だって、あるいは。


 だから、一刻も早く伝えなければならない。

メアリーさんの本性を暴き、殺戮をやめさせるんだ。


この悲劇を、おわらせなくちゃ。




自分でかいていて、はやく気づけよ、とか思ってしまう私です。

この世界、DNA鑑定もなければ防犯カメラもないですからね・・・。

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