第8話 ツリーハウス
うむ。遅い! さすがに遅すぎるぞ!」
小さい身体であちこちをグルグル回っているケルンの姿を見るとなんだかほっとした。
「すまない。ちょっと偉い人に会ってね。今からケルンをそこに連れていこうと思って」
「それはいいのだが、肉はいいとして、あの骨はどするんだ」
「あー、これは、討伐報酬用に取っておこうと思ってね」
「ふーん。討伐報酬とはなんだ」
「簡単に言うとこういうボスを倒して1部をギルド。冒険者の集まりばみたいなとこに持っていけばお金と交換してくれるてわけさ」
「なるほどな」
話している間に、俺はイノシシの鼻に石をぶつけて鼻の部分の骨だけを取り出した。
よし、鼻の部分だけで15cmぐらいの横長なんだが…
「じゃあ俺が案内するから頭の上にでものっててくれ」
「うむ。お前頭上は心地よいからの」
「まじかぁ、メルの方が心地いいと思うぞ」
「悲しくなってくるからやめてくれ」
笑いながらケルンが残してくれた1キロぐらいある肉の塊を片手に持ち来た道を戻っていく、さっき集めてまとめていた薪の所には小さな木が生えていた。
こんなのさっきなかったけどなぁ…。
「来たか、待っていたぞ。少年」
「ども、こいつが俺の連れです」
「ん? やはりそうだったか」
リーフさんは俺の頭の上で伸びているケルンをじっと見つめていると、コートのポケットから1冊の本を取りだし、何かを探していた。
「メルから話は聞いている。早く中に入りたまえ」
メル? なんでこの人がメルのことを知ってるんだ? しかも俺達のことを知っているかのように、
ツリーハウスに向かう階段を登りきり、家の中に入ってみると、棚には自然の薬草やら貴重な生物が瓶に収められており、机と椅子は木でできた物で、魔女の大釜と呼ばれている巨大な釜は、部屋の奥の方に置いてあった。
「さっきぶりだね。その頭に乗ってるトカゲが連れなの?」
「ぶ、無礼だな小娘!」
「ひゃ、喋った! お師匠様トカゲさん喋りましたよ!」
メグルが目をキラキラと輝かせているのでミニサイズのケルンを彼女の頭の上に乗せてあげた。
嬉しいのか、俺に抱きついてくる。
俺にも妹が居たらこんな感じなんだろうな…。
「当たり前よ。その方はメルの相棒のドラゴンなんだから」
「え!? あのメル様のドラゴンなんですか?」
俺はコクコクと頷いきながら、木でできた椅子に座り、リーフさんに渡されたハーブティ入りのコップを机に上に置いた。
「そうよ。彼らは今行方知れずとなった私達大魔女の中の闇の魔女、メルを探しにきた。そうでしょ?」
「あ、やっぱり気づいていたんですね。メルが先代フィルル様の娘だって」
「ええ、何度かあったことあるし。フィルルに娘ができたてことも知っていたから」
さすがだ。現在メルを覗いた六人の大魔女達はメルを探すべく全力を注いでいるて言う噂は本当だったらしい。ピコットさんいわく、彼女達はメルがどうして行方不明になったのかも知っているとか、
「しかし、こうも早く貴方達がここに来るなんて思ってなかったから何も準備してないじゃない」
「ですね。メル様に怒られてしまいますよ。お師匠様」
「う、あの子母親と同じであの歳で私をいじめてくるのよぉ〜。」
突然リーフさんが泣き出した。
確かにメルはいたずら好きなのだが、そこまで酷くはない。リーフさんが泣き出すほどて一体何やったんだ…。
ここまで読んでくれてありがとうございます!
久しぶりに書いてると楽しいですw




