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第5話 出発の日

「あ、メルの居場所の前にここからどうやって出るんだよ!」


ここは何も無い空間だ。さっき、ケルンが出てきた壁は既に修復されていた。

なんだよ。この監禁部屋みたいなとこは!!!


「あ〜それなら………」


ケルンが小さい体で白い壁に触れた途端目の前の壁が突然割れた。

さっきもそうやって、こっちに来たみたいだ。


「何処に通じてるかわからないが、これで帰れるだろう」

「何処かわからないて、それやばくないか? このまま、向こうの世界に行ってしまいましたとかあるてことだろ?」

「それは問題ない。お前さんの世界に通じてある」


白い壁の割れ目から吹き出した黒いモヤを小さな手で触れながら何かを考えているような感じだった。

帰れるなら問題ないか。


「てか、お前も帰らないのかよ」

「いや、我はここに残る…」


引きこもりフラグかな?

ここにいても楽しくないだろ絶対、何も無いし…。

辛気臭そうに俺の顔を見つめてきた。


「あーごめん。言い間違えたわ」


言葉にケルンの耳が反応した。


「一緒にメルを探しに行かないか?」


俺の目の前にいたケルンはどこらかかそのサイズでは大きすぎる程のハンカチを取り出し、うわぁぁぁんと泣き声を出しながら泣き出した。


こいつは独りでここにいたのだ。

俺とは違い、誰も支えてくれる人すらいない。

早くここから出してあげたい。そう思った。


「ず、ずまい…。お前のその言葉を待っていた……」

「だろうな。伝説のドラゴンとまで言われたお前を相棒にできるなんて嬉しすぎるぞこんちくしょう」

「仮の相棒だがな」

「そうことにしといてやるけど!」


俺は頭の上にケルンを、おでこに前足が来るかのように乗せた。

なんか、これ傍から見たらやばい人にしか見えないやつだろ…。


「そろそろ行くのだろ?」

「ああ、いざメルを探しに………」

(〃´o`)フゥ…

なんかうん。いいのか悪いのかわからんくらいになったwまぁいっかw


ここまで見てくれてありがとうございます。


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