まぁ待ってくれ、それは一話ガチャじゃないんだ
どうも皆様。毎日投稿の鬼です。
……ごめんなさい、言うほど鬼じゃないです。
何回か寝落ちしてすっぽかしたことがあります。
自己紹介のとおり、自分は現在、一つの連載作品を一日一話ずつ投稿しております。当作品はついに700話にまで到達し、今なお完結に向けて突っ走っております。
最近は拙作を応援していただける方にも恵まれて、ますます執筆活動に身が入っております。本当に、本当に有難いことです。
……しかし。
自分のことに興味を持っていただいた方は、その流れで自分のマイページもご覧になるかと思います。そして、一つの作品を見つけるかと思います。
「モンスター闘技大会『テイマーロード』を、最弱モンスター『プル』絶対選出で駆け上がれ! ~遺してしまった家族のために、俺は異世界からの帰還を目指す~」(以下、『テイマーロード』と呼称させていただきます)
この作品、2020年2月29日、第4話を最後に、更新が止まっております。約一年以上、更新されていない作品なのです。
この作品を見た皆様は、きっとこう思われるでしょう。
「なんだ、一話ガチャじゃん」
「一話ガチャに手を出した奴が偉そうなこと言うな」
「ちゃんと更新しろ」
「そんなことよりおうどん食べたい」
エトセトラ、エトセトラ……。
まぁ待ってくれ、それは一話ガチャじゃないんだ。
(華麗なるタイトル回収)
華麗にタイトルを回収する作品にハズレ無しと、自分の中で話題に。
……それはひとまず置いといて。
一応説明いたしますと、「一話ガチャ」とは、作品の最初の一話(作品によっては数話ほど)を更新して、読者様からの人気のほどをうかがい、今後も人気が出そうなら書き続け、人気が出なさそうなら打ち切りにして次の作品の執筆に移る、というものです。……あってるよね?(汗)
そして、自分が『テイマーロード』を投稿したのには、この「一話ガチャ」とは違う意図があったのです。
それはズバリ。
「誰かとアイディアが被る前に、とりあえず作品の草案だけでも」
……という気持ちでした。
冒頭の通り、自分は現在、毎日投稿している作品を一つ抱えております。自分の執筆速度はかなりマイペースで、筆が乗らない時はまったく進まず、筆が良く進む時は休日に3000字越えのエピソードを5話くらい書けたこともあります。
そうして毎日投稿を続けている間、思いついてしまった新作が、この『テイマーロード』でした。
自分は思いました。
思いついてしまったからには、ぜひこの作品も書いてみたい、と。
しかし、すでに毎日投稿のメイン作を一つ抱えていて、オマケに自分の執筆速度は安定しない。こんな状況では、二つもの連載作品の面倒を見るのは無理です。両方の作品の出来が中途半端なものになりかねない。
だから、メイン作を完結させてから書くしかない、そう思いました。
……ですが、もしも。
もしも、自分がメイン作を書いている間に、この『テイマーロード』と似たようなテーマの作品が他の作者様によって投稿されたとしたら?
あり得ない話ではないと思ったのです。
この『テイマーロード』は、モンスターを使役するテイマーと、テイマーたちがモンスターを戦わせる大会を描いた物語。モンスターを仲間にして大会に出場させるなんてRPGなどではよくあるネタですし、きっと誰でも思いつくと思ったのです。
もしかしたら、もう既に似たような題材の作品があるかもしれませんが、少なくとも自分が検索した限りでは、テイマーと大会を題材にしたような作品は見つかりませんでした。
自分が先に書いた作品が、後から他の作者様が書かれた作品と題材が被っているなら、明らかにコピーでもされていない限り、自分としては何の文句もありません。「おぉ、そちらもそのような物語を書いておられるのですね。自分もこんな物語書いてるんですよー。お互い頑張りましょー」というスタンスです。
しかし、他の作者様の中には、そうはいかない方もいるかもしれません。もしもそんな作者様が先に作品を書いて、後から自分が似たような題材の作品を書いて被ってしまった時、「このパクリ野郎」と罵られる恐れもあるかもしれないと思ったのです。
ましてや、その作品が超人気作品になった時、後から自分が被った作品を書いたら、その人気作のファンの皆様まで敵に回すかも……と思いました。自分、まだ炎上に耐性は無いのです。
だから自分は、とりあえず序盤だけでも『テイマーロード』を形にして、作品として投稿し、初回掲載日を取得することで「この物語はこれくらいの時期に、すでに構想してたんですよー」ということをハッキリさせておこうと考えたのです。
あわよくば、メイン作とあわせて『テイマーロード』も少しでも投稿を……と思いましたが、わたあめのように甘い考えでした。メイン作で手一杯でした。この一年以上、まったく手をつけることができていません。
以上が、自分が『テイマーロード』という十字架を背負うことになってしまった経緯でございます。つまるところ、毎日投稿作者ならではの悩みが原因でした。
そんな神経質にならなくても、とおっしゃってくれる方もいるかもしれません。しかし当方、物語を先取りされるという経験を、ほんのちょっと体験しておりまして、物語を先取りされることに少し抵抗があったのかもしれません。この辺りのエピソードは話すと長くなるのでまたの機会に。
『テイマーロード』も書く余裕がないだけで、構想はけっこう考えてるんですよ。物語の中で主人公がたくさんのライバルと出会い、助け合い、時に勝負し、作中最大のトーナメントに挑戦する。その一方で、主人公は異世界での生活にも惹かれ、もとの世界に帰るか、異世界に留まるか揺れ動く……。
そんなお話の流れになる予定です。
そもそも、続ける気が無いなら作品ごと削除してますって。
『テイマーロード』にも、いくつかのブックマークをいただいております。
自分は現在、そのブクマを手ひどく裏切ってしまっています。
続きを楽しみにしてくれたであろう彼らを、一年以上も待たせてしまっているのですから。
もはや興味も関心も薄れているかもしれませんが、そのブクマたちに誓って、メイン作が終わったら必ず続きを執筆します。
……もっとも。
自分がメイン作の執筆中に思いついてしまった新作は、『テイマーロード』だけではないのです。
なので自分は現在、思いついてしまった新作たちが、他の作者様に先に書かれないか戦々恐々としながらメイン作を書き進めております。
多くの新作はユニークな設定なので、あまり他の方と被る心配はしていないのですが、一作だけ、他の方も思いつくんじゃないかなぁというテーマの作品があるんですよねぇ……。
こんなエッセイを書いておきながら、いつか耐えられなくなり、再び草案だけの新作を投稿するかもしれません。その時は、次回予告程度に受け取っていただけたら幸いでございます……。もしやるならば、第一話から非公開にしてこっそり投稿しましょうかね……。
なろう戦歴メーカーにて。
自分の戦歴に刻印される「エタ率:5%」の文字。
ちくしょう……今に見とれよ……。
いつか必ず、その5%の数字を消してやるからなぁ……。(泣)
お読みいただき、ありがとうございました。