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厄介者と主人公⑤

その後はどうしたかだって?もちろん学校の外へ追い出したさ、どっからどう見ても変質者だったからな、

いや、追い出したはずなんだが…


「おい、…おい!」


ふと現実へと意識を移す。見ると先程まではゴミ屋敷と間違えられてもおかしくない部屋だったがそれらは綺麗さっぱりとなくなっていた。俺が回想に入ってからまだ5分もたっていないはずた。まるで魔法のように…


…というか、"魔法"なのだ。

目の前に得意げにドヤ顔をする蘭はビシィッと机を指さす。そのアンティーク風の机の上に置かれているのは大量の書類。


「どうだ?全て完璧にこなしたぞ??」


そう、俺が唯一こいつのストーカー行為を許した部分がこれにある。

こいつは"魔法"とやらを使い全ての仕事を完璧にこなしてしまうのだ。


「ほんとに今日で全部終わらしたのか…!」


書類に細かいサインをしなければならなかったがそれは100枚以上あったはずだ。

俺の純粋な驚きに蘭は気をよくしたのかフフンとはなをならす。


「まぁ、僕にかかればこんなものだな。全く…こんなに仕事を溜め込むものじゃないぞ~?そんなんだから眉間のシワが濃くなる一方なんじゃないのか?」


こいつ…俺がさり気なくきにしていることを…


「、、文句なら他の部員に言ってくれ…」


なぜ学生がそんなに書類にサインすることがあるかって?それは俺が生徒会長というものであるからだ。

今現在いるここは生徒委員会の本部である。しかし、現在部員が1人もいない、、とはどうなっているのか…まぁ、部員それぞれ理由があるので強く咎めることができないのが難だ


ここ1週間作業を俺1人でこなすのは無理があったかもしれない。蘭がいてくれたお陰で大分作業が捗ったのは認める。


まぁこの一週間イタズラなんかも多かったが…おおめに見てやるか…




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