『8』
「んー。印刷室こそ隠れたロマンのかたまっ....人だぁぁぁああー!!!!!!」
「おっ。ほんとだ!」
「先生見つけたときほどビックリしませんよ、って、あら!六美ちゃんじゃないの。」
「会長!会長もいらっしゃったんですね。私、気づいたらここにいて。ずっと助けを待ってたんです。」
「ん?猫さん、知ってる子?」
「ええ。生徒会書記の炉久 六美さんよ♪」
「なるほど。生徒会の人だったのか。書記ってことは、一年?」
「はい。そうです。えっとぉ...」
「あ、俺は河童。気軽に呼んでくれていいぞ。よろしくな!」
「はい。ありがとうございます。」
「お前らが自己紹介云々してるときに見つけちまったんだが、これ何だ?名簿、だよな?」
「それ、私もさっき見つけたんです。名簿なのに、なんか生徒の名前の上にマッキーみたいなのが塗り重ねられてて、名前が見えなくなってるんです。」
「でも、私達のとこは塗られてないわね。」
「これがどういう意味を指すかは分かりませんが、私なりに解釈してしまうと、今現在この学校内に居る人だと思うんです。全部で10人の人が塗られていませんでした。だから、私もなんとなく安心してこうしてこの部屋に居たんですけどね。」
「なるほど。つまり、俺たち4人の他にもまだ人が居る可能性はあるってことだな。いずれ全員揃うといいな。」
「どっちにしろまだ脱出の手かがリが掴めてねぇ。とりあえずまだ行ってない部屋に行くのが先だ。」
~選択肢~
「よし、じゃあ会議室あたり行ってみるか。」→『5』
「せっかく一人増えたんだし、どうせなら少し休憩していこうぜ。」→『35』