『5』
「んで、来る前から予想はついていたが、会議室ってロマンが無さすぎる。」
「先生、気持ち悪い。」
「ぅっ。さっきから猫たん恐いお。」
「たん、とか付けないでください。あと近づかないでください。臭い。」
「ふぇっ。そんな。臭くならないように毎日ファ●リーズ使ってるのに...。」
「体臭です。」
チーーーン
「おっ。おい。猫さん言い過ぎじゃねーか!?コイツ変な効果音と共に倒れやがったぞ!?」
「大丈夫よ。きっと♪」
「先輩、いつにまして恐ろしいです。」
「六美ちゃん、先輩に向かってそういうこと言っていいのかな?」
「ひっ。」
「猫さん、凄いな。うん。」
「それにしても、本当にここは何も無いですね。そろそろ二階に上がりません?」
「えっ。でもまだ一階に見てない部屋が...」
「どこですか?」
「教材準備室よ。」
「何も無さそうな気がしますけど...。」
「いや、そういう所に何かあるものよ!」
「あるとしたら罠じゃないですか?」
「そんなことないわ。」
「まぁまぁお前ら、ここは公平に多数決にしようぜ。」
「...そうね。ここは言い争いをする時じゃないわね。」
「では、猫先輩と私も含め、改めて多数決をとりましょう。二階に上がるべきだと思う人は左手を、教材準備室に寄っていくべきだと思う人は右手を挙げてください。ただし、どちらの結果になって、何があったとしても恨みっこは無しです。」
「おぅ。(なんか意見まとめたりすんのは猫さんより六美の方が上手い気が...。流石生徒会書記。)」
~選択肢~
教材準備室に一票(右手を挙げる)→『16』
二階に一票(左手を挙げる)→『40』