表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

3/9

第3話 魔界通販売上ナンバーワン

 一年後。


「はっはっは〜。今年の妾は一味違うのじゃ」


「ほう。それは楽しみだ、行くぞッ!」



 ――戦いを終えて。



「どうした、魔王? たいして強くなってないぞ」


「おかしいっ!? おかしいのじゃ!?!? そんなはずはないのじゃ〜!?!?!?」


「なにがおかしい? おまえの頭か?」


「ちっ、違う。妾は天才魔王なのじゃ」


「いや、ポンコツじゃねえか」


「ポンコツ言うな〜。妾は天才的頭脳で考えたのじゃ」


「ほう、それでとんでもアイディアを閃いたと」


「魔界には便利な物があるのじゃ。これを見るが良い」


「どうせ、下らないものだろ」


「じゃーん、『特製飲むだけで強くなれるサプリ』」


「で?」


「このサプリは魔界通販売上ナンバーワンじゃぞ」


「…………」


「妾はこの一年間、毎日このサプリを飲み続けたのじゃ」


「…………」


「それで、一年前とは比べ物にならないくらい強くなったのじゃ」


「…………」


「どうした、驚きのあまり言葉が出ないのか?」


「呆れて言葉が出ないんだよ。なあ、魔王、なんでこの世には数えきれないほどのいろんなサプリがあるか分かるか?」


「サプリがみんなに大人気だからじゃ!」


「ちげーよ。どれも、たいした効果がねーからだよ」


「そんなことないのじゃっ!」


「もし、本当に効果があるサプリが存在したら、みんなそれを求めるはずだ。であれば、無数のサプリが出回るわけがない」


「うむ。確かにお主の言葉には一理ある。だがしかし、それは有象無象のサプリの話。妾の『特製飲むだけで強くなれるサプリ』は別なのじゃ! CMでそう言っておったのじゃ!!」


「いや、自信満々に言ってるけど、実際、たいして強くなってねーだろ」


「うっ……」


「楽してんじゃねえよ。強くなるには、肉食って、よく寝て、修行するしかねーんだよ」


「うっ……だって、修行キライ」


「また、来る。ちゃんと修行しておくんだぞ」


「鬼ぃ〜〜〜〜〜」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ