第84話 錬金畑で釣り餌を作ってみよう
「まずは、釣り餌ね」
軽食畑を少し改造してみよう。
軽食畑の1/3を『釣り餌の畑』って名前の畑にしちゃおう。
植えてある軽食草をこっちに移植してあげて。
ここには、魚粉を撒いてみる。
やっぱりお魚さんが好む練り餌ができるためには、魚粉がいいかなと。
ただ、それだけだと栄養不足になるから、汎用の植物栄養剤のアンプルを挿してあげる。
水はそうね。
普通より多めがいいかな。
やっぱり泳いでいる魚さんのごはんだからね。
えっ、そんな適当でいいのって今、思ったりしなかった?
こういう作業をするときは、イメージすることが大切なのよ。
イメージを持って作業をすると、インスピレーションが沸いてくるのよ。
そりゃね、『錬金農法の勧め』に載っているレシピなら安心だけどさ。
でも、やっぱり自分オリジナルも追及していきたいし。
今回は完全にオリジナルを目指していくわ。
だって、新しく住む村に役立つ物ができるかもしれないんだから。
今まで錬金畑で作ってきた経験を生かして、新アイテムを作ろう。
そして、村民の人たちに喜んでもらおう。
『釣り餌の畑』は、全部で軽食草を10本用意して、それぞれちょっとづつ栄養とかを変えてみた。
やっぱり、同時に10種類作ってみると試行錯誤が早く進むからね。
さぁ、できたわ。
これで大丈夫。
明日には、試作品が出来上がっている予定ね。
今日は、他にもポーションの収穫をしておかないと。
漁師さんも必要としてくれるから、また一杯作って買ってもらおう。
ポーションの品質は普通でいいから、たくさん種撒いておこう。
冒険者のより、作るの簡単でいいわね。
ふぅ。
久しぶりの畑仕事をしたら、疲れてしまった。
早く寝て、明日の釣りを頑張るぞ。
翌朝。
朝ごはんを食べたら、『釣り餌の畑』をチェックしてみる。
「あ、できてる。できてる」
10本の軽食草は、ひとつづつ実がなっている。
大きさは大き目のおにぎりくらい。
三角じゃなくて丸いおにぎりね。
「どれがどの軽食草から採れたかわからなくならないように番号をつけておこう」
1番から10番の釣り餌。
ちゃんと釣れるかな。
楽しみ。
錬金畑は、毎日1話アップできたらいいなぁーってペース。
メインで毎日3話アップしているのが、書籍化も決まったこの連載。
よかったら読んでくださいね。
『超強力な土魔法使いの実力。土建チートで巨大建造物を作って世界を変えてしまっています』
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