妹で癒やされたい
久々過ぎて…
ベットの上に座り、俺は友達から借りた本をバックから取り出す。本は本と言っても、R18の秘蔵の書物だ。
「さーて、今日は宴だ!」
大学生になってもこっ恥ずかしく、買うのではなく借りているのは置いておいて、様々なジャンルから良さそうなのを選別する。
「んん…妹物か…」
なんとなく、ページをめくる。
(……)
実の妹がいる身としては、妹の顔がチラついてなんか..萎えてしまう。
「…気を取り直して別のを探す…か..おぉ!」
目についたのは姉物そして巨乳!これは良い!巨乳万歳!!
深呼吸をし、ページに手を付けて、いざっ!!男のせか---
「兄貴ーいるかー?」
突如として扉が開け放たれる。俺は目にも止まらぬ速さで人生の参考書をしまう。
「...兄貴、どうしたの?」
「部屋に入るときはノックをしろと何度も言ってるだろ!」
半ギレで叫ぶ。ノックは人類が編み出した素晴らしい行為なのだ。
「で?なんのようだ」
気持ちを落ち着かせて、妹の要件を聞くことにする。
「頼み事があるんだよねぇ」
「そうか、断る。じゃあな」
今すぐにでもブツを読みたい俺は速攻で妹をへやから出そうとする。
「ちょっ!今回はマジなお願いだから!」
「それは今までマジではないと認めたことになるぞ」
「えへへ」
「笑ってごまかすんじゃあない」
はぁ、とため息をつく。ふと妹の胸部に目が行く。
「…小さい」
「?私割と身長高い方だぞ?」
おっといけない、ついつい口に出てしまったようだ。本題に戻らねば。
「んでんで、そのお願いを叶えて、俺にはなんの特があるというのかね?」
ないメガネをクイッとしてインテリア的な感じで話を振る。
「フッフッフッ、兄貴には癒やしが提供なのだよ」
妹がそれにノる。
「ほぅ…具体的には?」
「妹の至福の膝枕と耳かき..素晴らしいとはおもわないかね?」
(あっ、こいつどっかで影響されたやつや)
妹はいつもすぐに影響されてしまうのだ。
「どこから影響されたんだ…」
「いやぁね、なんかYou Tubeで音楽聞いてたら、たまたま耳かきの音声のがあったんよ、それ聞いてたらめっちゃ耳かきしたくなったの!」
「へぇ、そんなものもあるのか…」
最初は乗り気では無かったのだが、よくよく考えてみると、耳を掃除したのがいつだったのかが全く思い出せない。年単位でやってない気がする…。
「しかたねぇからされてやるよ」
「クックックッ、素直じゃないねぇ」
妹はベットに座り、頭を太ももに乗せるように指示する。あぁ、膝枕なんて何年ブリだろうなぁ、なんて考えながら頭を乗せる。
「もっと、喜んでもいいんじゃない?」
割と普通に膝枕されたことに妹はちょっと不服のようだ。
「ハハ、肉付きの無い太ももこのお兄様が喜ぶとでも!」
「ほぅ」
「ワー、ウレシイナァ」
命の危機を感じたので冗談はこの辺にしておく。ついでに褒めておくか。
「..その、なんだ、気持ちいいよ、寝やすい」
「ッ!ふ、ふ〜ん。それなら良かった」
褒めることに関して、口下手が褒めても効果は薄かったのか、そっけない返しでちょっとヘコむ。
「んじゃ、耳の外側からやっていくよ」
「うぃ」
妹の指が耳に触れ、耳かき棒が耳の溝をなぞる。
メリメリ..ジャリ...ザリ..
少し油っぽい老廃物が削れていくような感覚。人にされる耳かきは気持ちがいい、そう感じてしまう。
「ここら辺を、クリクリ..と」
一つ一つの溝を丁寧になぞられる。
ツー、メリメリッ..
ズッ..ズッ..ズリズリ...ザーッ
1かき1かきで汚れが取れていくのがわかる。
「よし!次はウエットティッシュで耳の後ろを拭いていくねー」
妹はウエットティッシュに持ち替え、耳の後ろを優しく拭いていく。
「...兄貴」
「ん?どうした」
妹が拭いたウエットティッシュを見つめながら読んでくる。
「もしかして、耳の後ろしっかりと洗ってる系?」
「そりゃもちろん」
「えぇ、絶対に洗ってないと思ってた!色々と適当だし、変態だし」
「軽くdisるなよ…。なんか加齢臭の原因とかなんとか聞いたことあるから、洗わねば!と思ったんだよ」
「へぇ、モテるのに必死デスネー」
「洗ってるからってそんな怒るなよ…」
「別に洗ってるから怒ってるわけではありませんー」
怒ってんじゃん。というと火に油を注ぐことになるので、ここはグッとガマンする。年上の余裕というものよ!
「中やっていくけど、痛かったらちゃんと言ってよ」
「おけまる」
「jkかよ!」
「DDだよ」
「ディーディーコング?」
「それはDDKな」
「アホなこと言ってないで、やっていくからねー」
話を強制的に中断され、耳かきが再開される。
カリ…カリ..ペリ..ザリザリ..スーッ
ゾクッと体に快感が走る。まだ手前だというのにとても気持ちいい。
「ちょっ、兄貴、これどんくらいやってないんだよ」
「んー、年単位で」
「ものすごい汚れてるよ」
妹は耳の中を1かきし、耳かき棒を俺に見せる。
そこには匙の上に山盛りになった耳垢があった。たった1かきで想像以上の量が取れたので驚いてしまう。
「ちゃんとキレイにしていくから安心してよ」
「あんがと」
「少しずつ奥に進んでいくからね」
そう言って妹は徐々に奥に進んでいく。
カリカリカリ..ペリ...ペリ..ペリペリ...ザッザッ..ズー ズッ..
クリクリ…カサッ..クッ..ペリ...ザリザリ..スー
耳かき棒が耳の壁に触れるたびに快感が襲い、離れるともっとかいてほしいという欲求が生まれる。
「おっ!大っきいの発見!奥の方だから動かないでね」
集中しているせいか、顔を俺の耳に大分近づけてるせいで、息が耳にかかりゾクゾクする。
ゴソッ
今までとは違う大きな音に驚く。
耳かき棒が垢の端に引っ掛けているのがわかる。
ペリペリ...カリッ..カリッ...ペリィ...カリ...
ジワジワと皮膚との接触している箇所を減らしていくのがわかる。
ザクッ..ペリペリ...カリカリ..ペリッ..
「んー、もうとれるよ」
ペリッ!ゴソゴソ…スー..
どうやら大物が取れたようだ。
「ヤッバ!滅茶苦茶大きいやん!」
どうやら約一センチの代物が出てきたらしい。
「んじゃ、仕上げするよー」
フゥーーー
「うおっ!」
耳に息が吹きかけられる。急だったので驚いてしまった。
「いい反応だねぇ!このまま反対もやっちゃおー」
「フフフ、私の耳かき気持ちよかったでしょ?」
「あぁ」
素直に言うと妹は嬉しそうに笑う。
「溜まったらちゃんと言ってね、私がしてあげるから」
「りょーかい」
まぁ、実際に気持ちよかったしね。
「ふふふーん。あ、漫画新しいの買った?」
「んーと、数冊買ったぞ」
「見せてー」
「いいけど」
妹は適当に読みたいものを探す。
何かを忘れている気がする…。こう、なにか重要なミッションを…。
ハッと気が付き妹の方を見る。その手には人生の参考書が!!(姉物『巨乳』)
「へぇ…兄貴はこういうのが好きなんだ..」
メリメリメリィッ!とエロ本が悲鳴をあげる。
「いや、違うんです。それは大学の授業でヒツヨウナヤツデ」
我ながら酷い嘘だと思う。
「そんなわけあるかァ!」
投げつけられたエロ同人誌が見事俺の顔面にクリーンヒットするのであった。
おっぱいネタが多すぎる??私は男女問わず大から小まで大好きなので仕方がないのです(開き直り)
読んで下さりありがとうございます!!ではでは、次の作品で!