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感謝! お題回答&いただき物まとめ。

エルフの剣士は旅に出る

作者: ぷちミント

「行ってまいります」

 見上げてもなお頂上の見えない巨大な木。それに一つ礼をして、わたしは腰に刺した一本の剣を見つめる。

 魔に通じていない人間が見れば、ただの木剣。修行中の見習い剣士のように映るだろう。

 しかし魔に通じた者が見れば、その雄大にして暖かな、清浄なる魔力を感じることだろう。

 わたしの正面に聳えるこの巨木。この樹こそは、我らが世界樹、ユグドラシル。わたしの剣はその一片をいただき作り上げられた一品なのだ。

 我々エルフは、ある程度のよわいになると、世界を周り見識を深める。わたしもその時期が来たのである。

 年不相応に堅苦しいと、よく村の者たちに言われるが、祖父である村長にこう言う喋り方でいろと、幼いころから口を酸っぱくして言われ続け、間違えば杖や魔法で怒られていてはこうもなる。

 おっと、いけない。このままでは感傷に浸ってしまいそうだ。我らが母の樹に背を向けよう。そして、仲間たちの待つ村の出口へ急ごう。

 ーーよっしゃ、いくぞっ。

「……やはり。いつもの方がいいな」

 ザクザクと短い草木を踏みしめながら、苦笑するわたしなのだった。

同じお題に答えていた、みわかずさんの回答に刺激を受けた結果出て来た物です。

なので、みわかずさんにここで感謝を。

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― 新着の感想 ―
[良い点] はっちゃけようとしてみたけれど、堅苦しい方が自分らしいというのが良い! [気になる点] お題回答で投稿してたのをやっと気付いた… 名前出てて、照れるやら恥ずかしいやら…(笑) [一言] …
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