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リスカ少女  作者: 紗羅紗
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どうして・・・・?

私がリスカをする理由。


それはね・・・。


親がキツイの。


別に暴力を振るうわけじゃない。


でもね、私に対する期待がキツイの。


正直に苦しい。


辛い。


そう考えると切ってしまう。


そして今も切っている。


月夜に向けて手を翳す。


滴る血が月の光を反射させて綺麗・・・。


「綺麗だな・・・」


そう声が漏れる。


私の中で唯一綺麗なモノ。


それが「血」。


最近じゃ切らないと落ち着かない。


切るときは無意識だからどんどんやってしまう。


私に綺麗な腕が戻る日は来るのかな??


そんなのは分からない・・・。


「辛いよ・・・」



=次の日の朝=


「あら、エレナ。おはよう。」


「おはよう、お母さん。」


「毎日早いわね。」


「まぁね。」


私はいつも6:00に起きる。


というより部屋から出る。


リビングに行くともう朝食が出来ている。


此処最近は夜中に微睡む程度の睡眠しかしていない。


眠れない。


「おはよう。」


「彼方、おはようございます。」


「おはよ、お父さん。」


「おはよう。エレナ、テストの成績またあがったそうじゃないか」


ホラ来た・・・


此がいやなの。


「まぁね。」


「父さん、鼻が高いぞ。頑張ってくれよな。」


「分かってるよ。」


「今度、お祝いに食事に行こう。なぁ母さん。」


「いいですね。行きましょう。」


「エレナ、欲しいモノを決めておきなさい。」


「え・・・?」


「プレゼントだ。頑張ってくれるようにな。」


「分かった。行ってきます。」


お母さんの造った朝食を少し食べ、家を出る。


学校に行く途中の公園で少しのんびりしてから学校へ行くのが日課。


そうじゃないと、学校で壊れるかもしれないから・・・。

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