六話【運命か…それとも必然か…】
大和視点です^^
そんなわけで俺と美佐さんは隣席同士となった。
前の席の美玖の視線が痛いのは気のせいかな?
…ていうか睨んできてるけど…
ちなみに美玖は幼馴染の奴だからね…
忘れた人の為にいっといたんで。
「今日から娘の美佐がこの学校に世話になるからよろしくな」
先生が笑ってそういったが、絶対娘には手をだすな的なオーラが出ている。
「じゃあ朝のホームルームは終わりだ」
先生がそういって教室から出て行くとき、
早速…いや必然ともいっていいだろう…
クラスメイトの奴等が美佐さんに群がっている。
美佐さんは困ったような表情を浮かべていたが、
これは転校生の務めともいわれるんだ…
「どこから来たの?」
「何で転校してきたの?」
「橘先生の娘なんでしょ?」
「彼氏いる?」
…質問ラッシュだ…
俺が苦笑いともとれない表情を浮かべながら見ていると、
「大和…あの子と知り合いなの…?」
美玖が不機嫌な様子で俺に言ってきた。
「あぁ…ちょっとあってな…」
「ちょっとってなによ! 教えなさいよ!」
美玖の顔が段々顔が怖くなってきてるのは気のせいか?
「美玖は大和と美佐ちゃんがくっつくのが嫌なんだよねー♪」
ここで俺の友達…いや親友の祐二が美佐に突っかかってきた。
「だから! 別に大和の事なんかミジンコよりも興味ないわよ!」
ミジンコ!? 俺ミジンコより興味がないの?
「あーら(笑)図星だったのね…おほほほほ(笑)じゃあ私は失礼するザマス~」
祐二は美佐を冷やかして教室からダッシュでいなくなってしまった。
「まて! 絶対あんた殺す!」
美佐が祐二を追いかけるように教室から出て行ってしまった。
美玖は何が気に入らなかったんだ?
朝から元気だな…あの二人…
で、美佐さんはどうなったんだ…
! 美佐さんはやっとクラスメイトの質問の嵐…
いやトルネードから開放されて疲れた表情をしている。
「始めまして…といっても昨日会ってるか…」
「そうだねーこれって運命かもしれないね★」
運命か…たしかにそうかもしれないな…
「いや必然だったのかもよ(笑)」
「ふふっ たしかにそうかもしれないね」
おっ結構話してて楽しいな…気があうかも。
「そういえば君の名前はなんていうの?」
「ん? 俺は劉蜂大和! 大和って呼んでくれ!」
「わかった! よろしくね★大和君!」
「じゃあ俺はなんていえばいいんだ?」
「私の事は美佐って呼んで!」
「わかった…よろしくな美佐!」
そんな訳で俺と美佐さん…いや美佐と俺との
時間が始まった…
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