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love every!  作者: あしたば
出会いと波乱の歓迎会?
23/34

二十話【事件の真相後編】



「お、おい何でここに加奈がいるんだよ?」


俺は頭の中がパニックになっていた。何で加奈がここにいるのかさえ

俺には状況判断がつかない。


「えー一言で言うとね……これまでの全てのは全部作られた物だと言う事」

「は?」


え? ど、どういう意味だ? 全然わからないぞ


「分からないって顔してるわね……じゃあ説明すると長くなるけどいい?

「あぁ……長くてもいいから俺に納得のいくまで説明してくれ」

「これは一週間前の事だったわ」


------------------------------------------------------------


私は、お父さんと話している時に、こういう話が出たの。


「加奈、私の経営している会社の事なんだが…」

「うん。どうしたの?」

「それがな……どうしても私の家で役者オーディションがやりたいみたいなんだ」

「え? 何で? 普通そういうものは会場とかでやるんじゃないの?」

「いや方針が変わってね…できるだけリアルに近づけた場所でやりたいっていうんだ」

「それで私の家って事? まさかお父さんそれOKしちゃったんじゃにでしょうね?」

「うん。したけど何か?」


うわぁお父さんお人好しすぎ…最悪。私の家に知らない大人達が来るなんて……めんどくさいな


「即刻やめさせて…」

「え? いやもうOKしちゃったし……」

「お父さん!」


私は思いっきりお父さんを睨んだ。


「わ、わかったよ。じゃあ後一週間あるからそこまでにOKか駄目か聞くからさ」

「はいはい」


で私は一週間経っても拒否するはずだった。しかしそこでイレギュラーが発生するの。

それが----転校生の橘美佐さんだった。

で大和と話あって歓迎会の話が出たじゃない?

それで私は、ピンと来た。これは凄い面白い事になるんじゃないかってね。

それで私は早速お父さんに


「お父さん! そのオーディション会社の人を呼ぶ代わりに条件があるの!」


それはドラマみたいな展開で楽しませる事って言う事。

それが私が出した条件。まぁここまでリアルにいくと

演技だってわかってても怖かったけどね。


------------------------------------------------------------------


「それが事件の真相って言う訳」

「分かった分かった。お前はそんなに俺に殴られたいと…!」

「ごめんごめん! 本当に悪かったって!」

「で美玖と美佐は全然怪我が無かったと?」

「「うん全然ないよ」」

二人は一緒に答えた。よくもそんな平然でいられるな。

「良かった……美玖と美佐に怪我が合ったんじゃないかと思って本気で心配したんだからな」

「私も吃驚したよー進行係さんに「これから始まるのは全て演技だから」

って言う時何事か? って思ったもん」

「ていうか何で子供ばっかりなんだ?」

「そ、それはね……」

「つまりわざと子供ばっかりを狙ったと?」

「いや大和に近づく奴等を排除して二人っきりになろうと……」

「それはそれで不順な動機だな。で、そこにいる二人は誰なんだ?

 そのオーディションの人なのか?」


そして俺に殴られた奴ともう一人の奴の顔が露になった。

そこにいたのは知っている奴の----祐二だった。

隣にいる奴は推測的に……祐二の彼女といってもいいな。

「祐二!? お前何でそこにいるんだ?」


「えーとなーこれは加奈の配慮で、橘と赤羽が暇になるから話し相手になってやれ

って言われててな……最上からは、大人の人が来るって言ってたから

待ってると…お前が来たと言う訳さ。案の定お前は、俺は偽者の銃を向けても

びびらないで俺を何発も殴って…お陰で俺の顔まだいてーよ」

「祐二君? 大丈夫?」

「えーと君の名前は?」

桜優洟さくらゆうかです! よくも私の祐二君を泣かしましたね!」

「いや……あの時は状況がわかってなくてな…」

「そんなの知りません! 私はあなたが嫌いです!」

「お、おい加奈! ふざけんな誤解解けよ!」

「……まぁこれで大和に近づくライバルが少なくなっただけいいとしましょう」

「っておい!」

「まぁ良いじゃないの……これが本当だったら私達は生きていられなかったのかも

知れないからね」

「美玖……それもそうだな」

「じゃあこれから遊ぼう!」

「あっ俺帰るわ」

「な、何でだよ大和! 折角だから遊ぼうぜ!」

「何か今日は疲れた。……誰かさんのせいでな」


俺は後ろから聞こえて来る声を無視してそこから立ち去った。

本当に良かった。誰も死んでないんだよな。全て演技なんだよな…

……何だったんだあの感覚? 普通銃むけられて立ち向かっていく奴なんているか?

いるとしたらそいつは人間じゃない。絶対おかしい。

あの時俺は、

・・・・・・・・・・・・・・

おれじゃなかったみたいだった

いやあの時----死んでもいい。とさえも思った。

ハハハ…本当にやばいんじゃないか?

でもこんな事は二度とおきないだろう。

そこまで気に病むことでもないよな。

そこで俺のポケットに入れてある携帯が震えた。

画面を開くと実玖からのメールだった。

『大和……変な質問何だけど…あの時の大和は……本当に…大和だったの?」

その時俺の背中を鋭い悪寒を感じた。

俺は『お前何言ってるんだよ。俺は俺だろ?』

と送信した。

それは俺の中の変化の瞬間でもあった。




ちなみに加奈のお父さんは、加奈の家の警備員に


不審者扱いされて気絶させられました。


その後警察へ連行されて歓迎会が終わる頃に


家に帰ってきます。


災難でしたね。お父さんw


歓迎会は完結しました。


次からは新章START!


全然ラブコメが入ってないですからねw

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