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〜6〜次のクエストは美味しすぎる??

毒々しいポーションを作ってしまった。こんなのが使えると思えない。

バフが高くても使わないかなぁ……。


そんなことを考えた矢先におばちゃんからとんでもないことを言われる。


「……私はこう見えて薬師としては名が馳せていてね、伝手は沢山あるんだよ。10本くらい作って売ってくれないかい? お金はいくらでも出そう」


―――――――――――――――

クエスト2 ()ポーションの量産


ステラおばちゃんから

()ポーションを作って欲しいとのこと。

必要な素材はあげると言っている。


クエスト報酬

10本納品毎に金貨一枚、最大100本納品可能。


※最大量納品で別の報酬獲得可能。

※派生クエストのため拒否した場合

再受注は不可能です。


承認or拒否

―――――――――――――――

クエストが増えた……だと?

そんなにこの毒々しいポーションが欲しいのか?


「こんなポーション飲む人はいないんじゃないんですか?」

「裏職業の物は全て効果が高い傾向にある、これもその一つだ。中級ポーションよりは安く買えて効果は高いんだったらこっちを買うさね。まぁ入手するには苦労するだろうけどね」


そういう物なのか……?

安いから買うっていうのは何となくわかるけど……まぁ、こんな美味しいクエストはないだろうし、やるか。


承認を押すとおばちゃんは「そうかいそうかい、ありがたいなぁ」と嬉しそうにしていた。

ぬぬぬっ……そんな顔を見たらやる気が出てしまうではないか……。



「あ、そういえば魔力を込めたんですけど、今のところ四本くらいが限界で……」

「なるほど、あんたポーチの中を見たのかい?」


ポーチ? そんなもの持っているっけ?

一応体を確認するけど特に持ってないし、あとはインベントリか?


そう思い、インベントリを見てみる。

瓶でしょ、すり鉢、薬草、初心者応援キット……。


見逃してたけど、初心者応援キットってやつがあるな。

気づかなかった。

―――――――――――――

初心者応援キット  レア


初心者の必需品が入っている。

これで少しは頑張れるだろう。


※職種によって変わります。


(フレーフレー、ファイトーいっぱーつ)

▶︎ 開く

―――――――――――――

フレーバーテキストから読み取るに料理人に必要なセットが入っているらしい。

開くを押せばいいのかな?


押してみるか……ポチっとな。

押してみるとインベントリに色々追加された。



―――――――――――――

リンゴ  コモン


満腹値:15

普通の甘いリンゴ。

赤くて美味しいはず。


(うーん、甘いわ!)

―――――――――――――

―――――――――――――

干し肉  コモン


満腹値:20

普通の干し肉、今のままだと硬い。

満足感はないが、携帯しやすい。


(干し肉は旅のお供よ!)

―――――――――――――

―――――――――――――

コッペパン  コモン


満腹値:25

どこにでもあるコッペパン。

今から何にでもなる余地がある。


(真っ白な無地のパン!)

―――――――――――――

―――――――――――――

キッチン小  レア


キッチンを出し入れできる。

魔法で動くコンロと水洗い場がある。

魔道具で自身のMP5使うと稼働。

一時間は稼働する。


(動くキッチンがあれば楽ね!)

―――――――――――――

―――――――――――――

料理セット  レア


フライパンや鍋、フォークに

スプーン、皿など必要なものが

揃っている。


(あら便利! これ持ち歩きましょ!)

―――――――――――――

―――――――――――――

マナポーション  レア


MPを20ポイント回復する。

少し酸っぱく、青いのが特徴。


(MPを回復させてくれるね!)

―――――――――――――



なるほど、結構いいアイテムが貰えたようだ。


料理セットは調理器具とか食べる為に必要な道具があるんだな。

コッペパンとかリンゴ、干し肉は食料枠かな。

マナポーションはMPをこれで回復してねーって感じか、生産を高める為に必要だもんね。


一番気になったのは『キッチン小』なんだけど出し入れできるなんてすごいなぁ。

もう今は魔道具で作られたキッチンが運べる時代か……。


「マナポーションありました、10本あるのでもう少しは出来るはずです」


「そうかいそうかい、この魔力草を使えばマナポーションは出来るよ。買っていくかい?」

そうか、自分でも作れるのか……。なら買っておいた方がいいのかな?


「マナポーションが無くなった時に作る為に買っておきます10個ください、あと薬草は50個ください」


「わかったよ、銀貨4枚だよ。まけておいたからご贔屓にしてくれよ」

「なんかあったらまた来ますね」

そう言いこの場を立ち去る。




======


「どこでキッチンを開こうかな……」

少し開けたところがいいだろうし、だからといえ迷惑にならない場所……。

少し入り組んだ街を進んでちょうどいい場所を探す。


細い路地には人に会うことがなく、心地よい風が吹いている。

中世ヨーロッパのような街並みは普通とは違う異世界のような雰囲気がする。


こんな路地裏のディテールにもこだわっているクロマティック社は凄いとしか言いようがない。




もう少しだけ散策しながらいい場所を探そうと思ったハラミだった。


読んでいただきありがとうございます。


面白ければ★★★、面白くなければ★。


♡もつけていただけると幸いです。

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