36章 囚われた考え
読んでいただいてありがとうございます。私に文才があれば…ちゃんと文章でも伝わるんだろうな…
自分の体が弱っていくのが分かるくらい待ったがここには誰も来ない、誰かが扉の前を通るような足音は何回か聞こえたが声を掛けても反応が無い。
そのうち足音は幻聴なのか本当に聞こえるか分からなくなり足音が聞こえても何も考えないようにした。
時々腹は鳴るが今は空腹を感じなくなって来て謎の浮遊感が襲って来る…それに喉が渇いて、口の中が何かおかしく水分が無いのかパサついた感じがあり、手のひらは乾燥したシイタケくらいカサカサに感じる。
水分を感じない指を擦り『フッハハアハハ………』何で笑ってんだ?今どうして笑ったんだ?意味が分からない事で笑ってしまった自分が理解出来なかった。
ここに来てどれくらい経ったのか分からないが精神が着実にすり減っておかしくなっているのか、訳が分からない事で笑ってしまう事が増え、どうして笑ったのか理解しようとすることも途中でやめてしまう。
それに部屋の隅に放置した死体も匂いがきつくなってきた、死体から目を逸らしうつむく『どうしてこうなった…』この言葉が最近無意識に出て来る。
このままでいいのか?嫌だ!嫌だ!このまま野垂れ死ぬ事は嫌だ!それにあんな思いはもうしたくない!ここから出るぞ!自分を奮い立たせる。
壁にもたれ力を入れ起き上がる『人間の体は無駄に頑丈だな…』少しめまいと起き上がるだけで少し息切れをしたが壁を沿って扉に近付く。
扉の前にいき武器生成でプラスチック爆薬を生成する『これを小さくちぎってここの隙間に…』ドアノブに手を掛けレバーハンドルに体を預けるとカチャと音が鳴り、恐る恐る押してみると扉は少しの抵抗と音を立て開く。
どういう事だ?最初から開いていた?今はそんな事を考えるより、この場所から離れたいと思う気持ちが溢れ爆薬を消し雑居房を出る。
房から出ると横に続く通路になっていて等間隔に扉がある、この扉は多分だがここと同じ雑居房で両端は格子状の鉄扉と壁があり、鉄扉はカギが掛かっていて先には行けないが左右に雑居房の扉とは違う扉がある。
鉄扉の左にある扉を開けようとレバーハンドルに手を掛けるとカチャっと音が鳴る、どうなってんだ?この扉は開けてもいいのか?迷いながらも扉を開けると中から強烈な異臭がし直ぐに閉める。
開けた時チラッと見えたがここは正解の扉じゃ無いと確信でき、右の扉に手を掛け開けるとまた道が続く、ここが正解か分からないが進んで行くと話し声と笑い声が聞こえて来る。
人だ!人がいるんだ!少しペースを上げ進むと曲がり角があり、ほのかに明るい光が差してが見える。
誰でもいいから説明をしてここから出してもらおう!そんな思いを抱き、光に向かって歩いて行くと奥は扉があるがその手前の壁は一部鉄格子になっていて、その中で軍服とは少し違った服を着た男達が三人で何かの肉をつまみに酒を飲んでいた。
鉄格子越しに俺と目が合うと笑っていた男達は笑うのをやめこっちを見る『なんだ?飯の時間はもう終わりだ!さっさと失せないと殺すぞ!』そう言うと残りの男達は笑いだす。
『違う!ここから出してくれ!』俺の言葉を聞いて『ここから出してくれだって?オイ聞いたか?出してくれだってよ!』さらに男達は笑う。
『頼むから聞いてくれ!』俺の言葉に男は鉄格子を警棒のような物で叩き『いい加減にしろよ?さっさと房に戻れ!』そう怒鳴る。
だがこっちも引けないため続ける『ダニエル・クロスを知ってるか?知り合いなんだ彼をここに呼んでくれ!』その瞬間男達は焦り始める。
『嘘だろ?こいつが所長の言ってた奴か?』『まさかそんなはずないだろ?』『でも本当だったらどうすんだ?』『だが食事を配給する時にこんな奴見た事無いぞ?』何やら話し込んでいると一人が俺に話しかけて来る。
『お前!名前は何て言うんだ?答えろ!』鉄格子に掴まり顔を近づけて来る『バル・バトス名前はバル・バトスだ…』答えると男の空気が変わる。
『オイ!バージル今すぐこの人をここから出してシャワー室に案内しろ!ダグ!俺と来い!所長の所に行くぞ!』次々と指令を出し動き出す。
男達が何所かに行ってどうしていいのか分からず待っていると奥の扉が開きバージルが話し掛けて来る『こっちです。来て下さい』バージルの元に行くと彼は扉にカギを掛け『それじゃあついて来て下さい』そう言い歩いて行く。
少し歩くとバージルは止まり扉を開け『どうぞ中でシャワーを浴びて下さい。それと何か必要なものがあったら私に言ってください』そう言ってくれるが俺はシャワーから水を出す事が出来ない。
『えーと…』口ごもる俺にバージルは『何でも言ってください!』と言うので素直に『俺シャワーを使えないんですよ…』そう伝える。
バージルは意味が分からないと言わんばかりに俺を見て『あ!すみません!使い方を教えます!』そうじゃなくて…『いや使い方は分かるんですけど…』
こいつは何を言ってるんだ?という目で俺を見ながら『あの?どういう事ですか?』バージルはそう聞いて来る。
まぁそうなるよな…見て貰った方が早いと判断して『と、とりあえず見て貰っていいですか?』そう言ってシャワー室に入りシャワーを見るがラニーの家で見たタイプと少し違うがそれを手に取り、使おうとするが水が出ない。
その様子にバージルは驚く『え⁉壊れたのか?』そう言ってシャワーヘッドを俺から受け取り水を出すセンサー?らしき部分に手をかざすと水が出る。
『この通り俺は何故が水が出ないんですよ。だから水を掛けて貰わないと洗えないんです』そうバージルに告げる。
バージルはやっと理解してくれたようで『じゃぁ…これを持ってるので…洗ってください…』そう言いながら水の出るシャワーをこっちに向け、顔を背けてくれる。
なにこの羞恥プレイ…恥ずかしさが凄いが、着ている服を脱いでいくと鏡に自分の痩せた身体が目に入り、何故か息が荒くなり涙が出そうになる。
涙を飲んで体を洗い流していくとさっき所長の所に行くと言っていた男がシャワー室に入って来る『何してんだバージル!』そう怒鳴られバージルは『ち、違うんです!これには理由が…』そう言いながらも俺にシャワーを向けてくれる。
バージルはこうなった理由を説明していたので俺は気にせず頭を洗い、一秒でも早くこの見られながらのシャワーを終わらそうとする。
説明を受けても疑っていた男だが頭も洗い終わって俺がバージルの手からシャワーヘッドを横取ると水が出なくなるのを見て驚く。
『ん⁉なるほど…すまないバージル怒鳴って悪かった…』謝る男にバージルも『いや分かります!意味が分からないですよね!』そう言ってお互い話しだす。
二人で会話をしているところに話しかける『あの?何か拭く物は?』その言葉に慌てる様にバージルがバスタオルを持って来てくれる。
受け取ったバスタオルで身体を拭いていると名前の分からない男が代わりの服を棚に置いてくれる『これを着て下さい。私たちは外に居るので…』そう言い残し出て行く。
さっぱりはしたが流石に体力が限界なのかふらつきめまいがしてくる、そんな体を無理やり動かし壁にもたれながら下着のパンツを履こうとするが足があげれない。
仕方ないので座り込みパンツを履くが次は起き上がれない『誰か!来てくれ!おーぃ…』そう声を上げたところで意識が遠のいていく。
過激な表現にならないように抑えて執筆しましたけど…まぁあとは皆さんの想像力に任せます。
前は一日一回の食事で生活をしてましたがたまたま2日間何も食べなかった時に空腹感が一定を超えるとお腹の音だけめちゃくちゃ鳴るんですけど、感覚がマヒしてるのかそんなにお腹が減ってないんですよね。
それにふとした時に謎の浮遊感が襲って来るんですがそれが酔ってる時のふわふわとは違う浮遊感なんです。
水は毎日良く飲むんですが一時期ある場所で働いた時、ある作業をして手と唇があり得ないくらいカサカサになっていって、怖くなって仕事を中断して水分補給を優先しました。
皆さんも体の水分が無くなるとそうなるみたいだから気を付けて下さい。
また編集するかもしれません。




