28章 素直な心
読んでいただいてありがとうございます。今回は何も言いません、ただ皆さんが楽しんでもらえたらそれでいいです。
ソファーに寛ぎながら爪を弄るラニーに話しかける『なあラニー前に話してくれた武器生成の話しの続きを聞かせてくれないか?』ラニーは視線を爪から俺に向ける。
ラニーは少し考え『あの話ってどこまで話したっけ?』そう聞いて来る『えっと確か武器生成をして儲けた奴が処刑されたみたいな感じじゃなかった?』ラニーは手をポンと叩き声を落として笑う。
ラニーは手を振りながら『違う違う処刑されたのは妻とか幹部の方だって、武器生成を持ってたやつは毒殺されたの』そう言えばそうだったなと記憶が蘇る。
『でもどうして妻とか幹部が処刑されたんだ?』俺の疑問にラニーは『大したことじゃないんだけどね』と前置きして『王族や貴族を騙したらこうなるって見せしめに処刑したんだよ』
『ね?大したことないでしょ?』と言って笑い続ける『この話し自体武器生成の能力よりも人を騙したら最後は周りも悲惨になるって教訓を教える物語みたいなものだしね』
俺の世界で言う童話みたいなものか?と考えていると『まさに私を騙したあいつらも最後は全員死ぬって事よ』そうイライラしながら吐き捨てるように言うので、いや俺の世界の童話より過激みたいだな何て思ってしまう。
するとラニーは『バトスさんの世界にこういう話ってあるんですか?』そう聞いて来るので記憶を思い出しながらラニーに童話などを話す。
いくつかの童話を話しているとラニーはウトウトし始めたので『ラニー?眠いならここで寝るか?』そう訊ねると『うん…寝る…』そう言うので毛布を取りにソファーから立とうとすると腕を掴んでくる。
『ラニー?毛布を取りに行きたいんだけど?手を放してくれない?』その言葉に『毛布なんかいいじゃん私達恋人だよ?一緒に寝よ?』いつもとは違う猫なで声で聞いて来る。
『ラニー寝ぼけてるのか?』そう聞くと『バトスさんは私の事女として見れない?』めんどくせー質問をしてくるラニーの手を慎重に外し毛布を取りに行く。
毛布を広げラニーに渡して俺は毛布を敷いた床に座り『ラニー何か悩みがあるならいくらでも聞くよ』そう言うとラニーはソファーに寝ころびさっきに質問をしてくる。
『ラニーに出会った時から女性として見てるから』その言葉に『ならどうして?手を出さないの?』ラニーはそう言うが『ラニーは歳はいくつだ?』その質問にラニーは不思議そうに答える。
『16だけど?それが何の関係があるの?』思っていた歳より低く驚いたが『俺は何歳に見える?』その質問にラニーはクスクス笑い『私と一緒くらいでしょ?いや少し高くて20歳くらい?』そう言って俺の回答を待つ。
『俺はこれでも26歳だよ』その言葉にラニーは驚き『え?カイルより年上⁉嘘でしょ?全然見えない…』そう言って俺を凝視する。
『これで分かっただろ?10歳も年が離れた女性それも俺からしたら子供だ。それに手を出すほど俺は落ちぶれてないんだよ』そう言うとラニーは『私は全然いいけどバトスさんは優しいし』
『だから俺が駄目だって!』そう強めに言うと『冗談だってからかっただけだから』そう言いながらラニーは笑うがさっきの言葉に冗談っぽさが無かった。
そこからラニーの身の上話と言う名の愚痴を聞いているといつの間にかラニーはウトウトし始め寝息を立て眠り始める。
ポッチを慎重に起こし部屋の明かりを消してもらい俺も床で寝ようと毛布を敷いて寝ようとするとポッチが『使徒様を床で寝させられない』そう言ってソファーを譲ってもらい眠りにつく。
朝になったのか何かの声で目が覚め周りを見るとラニーは居なくベットの部屋が少し騒がしくあたふたするポッチに話しかける『ポッチ何があったんだ?』話し掛けられてポッチは顔を明るくして俺に話して来る。
『分からないんだ子供達が急に騒ぎ始めてあの人間の言葉も分からないから俺はどうしていいのか』慌てるポッチを落ち着かせベットに向かうと子供達が壁の近くに並びナナだけが床で寝ている。
ラニーはベットのシーツやらを剥していたので話しかける『ラニーどうした?何があった?』ラニーは俺を見ず答える『おはよう。子供がお漏らししちゃったみたいでバトスさんは子供をお風呂に連れて行って貰っていいですか?』
大ごとじゃなくて良かったとため息を吐き『分かった、そこはラニーに任せるよ』そう言って子供を連れポッチに心配しなくて大丈夫だと伝えお風呂場に向かう。
風呂場で子供の手を借りながらシャワーを使い綺麗にしてあげ脱衣所に向かうとガラスの扉越しにメイド服を着た女性と執事が居てメイドさんは子供の服を持って待っていた。
リアルメイドを見て少し見入ってしまったが迷惑を掛けてすみませんと謝ると『この子は彼女が衣服を着せお部屋にお連れしますので、バトス様は付いて来て下さい』そう言って俺の返事を待たず執事は歩き出す。
子供をメイドさんに任せ執事に付いて行くが話し掛けていいのか迷っているとあっちから話し掛けられる。
『すみません。強引に連れ出すと言う形になってしまって。昨夜ラニーお嬢様にバトス様を旦那様のお部屋にお連れするように言ったのですが…どうやら聞き入れなかったようでして』執事は淡々とそう話す。
昨日ラニーの様子がおかしかったのもそのせいなのか?だがラニーの父親に挨拶と家に泊めてもらった感謝を伝えようとは思っていたがこのタイミングでしかも一回俺が呼び出しを無視したみたいな状態になっていることに緊張感が増す。
怒っているかを執事に聞いてみる『ラニーのお父さんは怒ってます?本来なら昨日の時点で行くべきだったんですが…』その言葉続きを話す前に執事は歩くのをやめ振り向き『ご自分でご確認してください』そう言って扉をノックする。
執事がノックしてすぐに中から入る許可の声が聞こえ執事は扉を開け中に入る『旦那様失礼します。バトス様をお連れしました』それに続き部屋の中に入る。
部屋には軍服のような服を着て体格がいい男が火の点いて無い葉巻を咥えて何かを書いているがその時ふと初めて会った時のダリルが浮かんだが目の前にいる男の圧との違いに冷や汗が出る。
部屋には何かを書く音と外から聞こえる鳥のさえずりだけがあり少しすると書く音が無くなり『それで?君は娘の友達なのか?それとも妻が言っていたが恋人なのか?』冷たい声で尋ねられる。
自分的にはラニーがこうなるって構想は無かったです。だから書いていて途中めんどくせーってなりました。手を慎重に何て書いてるけど最初は手を振りほどくって書いてましたがそれだとラニーが可哀想になって今の文章になりました。
また気に食わなかったら編集します。




