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2章 変えられた運命

読んでいただいてありがとうです!設定がガバガバなんで変わるかもです…

 冗談じゃない!巻き込まれた?何故俺が!?余計に混乱してきた…


 夢なら今すぐ目を覚ましたいが夢じゃないと分かっているのでとりあえず聞きたいことを尋ねる。


『巻き込まれたなら他の人は何処にいるんだ?人数は?そしてどうして俺なんだ?』返って来た言葉は望んでいた返答ではなかった。


『まず貴方を巻き込んだのはこの世界を担当している女神よ、私は貴方と話す為にこの獣人に乗り移っているだけなの…他に転移した人は教えることは出来ない、何か出来るとしたら能力をあげることだけど』


 地球には返してくれないのか?巻き込まれただけなら俺は魔王とか倒さなくてもいいのか?能力?スキルじゃなくて?無いよりはあった方がいいと考えていると巫女は続ける。


『貴方が自由に生きていく為に能力が欲しい?』そう聞いて来る意図が分からないが迷わず欲しいと答えると俺の中にドス黒い光が入ってくる。


 明らかに神聖ではない感じの何かを受けて体に少しの痛みを感じていると、巫女に乗り移っているなにかが一瞬この世のものじゃない何かに見えた。


『貴方に敵意が向けられないようにここの獣人の巫女には私から適当に言っておくわ、貴方はに自由に生き旅に出るのもここに残り獣人と共に生きるのも好きにしなさい』


『待ってくれ、俺は何の能力を得たんだ?』そう聞くと巫女は『武器生成よ貴方が思ってるような能力よ、けど万能ではないから気を付けて』


 貴方に幸運をと言うと神聖な雰囲気がなくなり周りの音が戻ってくる。


 勝手に出て来て勝手に消えた?まだ聞きたい事があるのにふざけんなと混乱してると、祈りの巫女が口を開き話し出す『この方はこの地に舞い降りた神の使徒様よ!皆に知らせなさい使徒様が来られたと丁重にもてなせと』


 それを聞いた村長とポッチは膝を突き俺を見上げると祈りの巫女が言う『祭りよ祭りの準備を始めなさい』両手を上げ言い終わると村長が口を開く『使徒様先ほどまでの無礼な言葉申し訳ございません!』ポッチも続く『俺は使徒様になんてことを!』


 二人の言葉を聞いて祈りの巫女は怒りを表す『村長!ポッチ!使徒様に何をしたんですか!』祈りの巫女に怒りを向けられて、二人はたじろいていた。


 この空気に耐えれず『待ってください祈りの巫女様?俺は大丈夫なんでそん…』話していると遮るように祈りの巫女が『使徒様!あ~私のことを祈りの巫女様なんてもったいハルとお呼びください』怒りが消え崇拝しているような声色になる。


 ちょっと気恥しいが『ハルさん』と名を呼ぶと『ハイ!』と元気な声で反応する『えーと話を戻しますがここは何処ですか?』そう聞くと『ここは森です!』


 元気に返され違う違うそうじゃないと思いながら『ここの森の名前は?近くに町はあるんですか?』そう聞かれハルは雰囲気が変わる。


『すいません森の名前は分からいのですが、東に人間の町はあります』そう答えるがハルから何故か怒りが混じっている。


 何か地雷を踏んだのか?など考えていると黙っていた村長が口を開く『使徒様!祈りの巫女様は祭りの準備があるので後の説明は私からします』


 それを聞いたハルはすこしイライラした様子で『丁重に使徒様をもてなすのだぞ!』と言うと村長とポッチがハイ!と返事をしそれを聞くとハルは藁の家に戻って行く。


 村長が苦い顔をしながら話し出す『使徒様、我ら部族は人間に追いやられ殺された過去があるのです。今は隠れるようにこの森に棲んでいますが、


 何やら最近森の様子がおかしく、普段はいない魔物が群れで移動したりポッチが人間の子供の奴隷を何人か拾ったりしているんです。


 他にも奴隷ではない人間を見たものがいたり、人間の町から人間がこっちに侵攻してるのではと噂になってまして…』村長が言い終えるとポッチが怒りを表す


『奴ら人間は自分勝手だ俺たちは平穏に生きたいのに…』怒りが凄くポッチの歯が剝き出しになると村長がため息を吐き『お前の気持ちも分かるが殺気を出すな使徒様の前だぞ』


 ポッチの怒りは落ち着いたが嫌な空気になり、何か言ったほうがいいのかと迷っていると、ポッチは俺に向き言い寄る。 


『おま…いや使徒様はどっちの味方なんだ?見た目は人間だが昔襲って来た人間のような嫌な感じはしないがどっち側なんだ?』そう言われ村長を見るが何も言わない。


『俺は…』言い迷うとポッチはため息を吐き一人で森のほうへ向かって歩き出す。


 重たい空気のなか村長は俺に話してくれた、ポッチの村が人間に昔襲撃された話を。


 ポッチの父親は襲って来た人間からポッチと母親を逃がす為に戦い、逃げた道中でまた襲われ母親が囮になりそのまま生き別れたと、


 別の村で襲撃を受けた生き残りの部族と運よく合流し逃げ隠れ今に至ると『危険だとワシが言っても森に行くのは両親が帰ってくると信じているんだろう…』


 村長は続ける『使徒様がどっちの味方だろうと敵意がない時点でワシたちは歓迎しますよ。さあさあ祭りの準備をしましょう』雰囲気を変えようとしていた村長だが悲しそうな顔をしていた


 村長と二人で村の中央に行くと警戒した犬の獣人達がこっちを見ている、村長が皆を集め叫ぶように声を上げる。


『この方は神より遣わされた使徒様である、祈りの巫女様が祭りを開催しろとの事じゃ』それを聞いた犬の獣人達の警戒が薄れて俺を見る目が変わるのがわかる。


 村長の話しを聞いていた犬の獣人達が祭りと言う言葉を聞いて各々準備を始めだした。


 作業を始めた犬の獣人達を見ていた村長がこっちに向き『使徒様祭りの準備をしますのであちらの方で休んでください』指を指した方を見ると干し草が座布団のように敷いてあった。


 村長が見張りを呼び少し話すと『何か欲しい物があったらこのガウスに言ってください。ワシは祈りの巫女様と話してきます』村長が頭を軽く下げ離れていく。


 ガウスは柴犬のような見た目だが何も喋らないし無表情で周りと俺を警戒している。


 これから俺はどうなるんだ?そう思いながらも不安と祭りの期待が混じっていた。

小説を書いてる人達が架空の登場人物の名前をどう考えてるのか…適当ではないはず

自分は小説の内容より名前を考える方が迷う…おかしいですかね?


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