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異世界転移したが俺に女神なんていない  作者: れみん
帝都

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27章 人一人ある物語

読んでいただいてありがとうございます。まだ頭痛が治らない、こんな事初めてです。これのせいで投稿頻度が落ちるのが嫌なんですけど落ちたらすみません。

 扉を開け廊下に出るとラニーが壁にもたれ掛かっていて何か言うわけでも無く機嫌悪そうにこっちを見ている『ラニー大丈夫か?何かあったのか?』そう話し掛けてもラニーは反応しない。


 いつもとは違う様子のラニーに近付き慎重に話し掛ける『ラニー?どうした何か良くない事でもあったか?』そう訊ねると急に笑顔になりいつものラニーに戻り『ねぇ?びっくりした?』そう笑いながら言う。


『びっくりした?ってラニー本当に大丈夫か?』ラニーは少し無理していつもの様に振る舞っている気がしてそう訊ねてしまう。


 ラニーは笑うのを止めて『何が?私の演技に本当に心配しちゃった?』そう言ってはぐらかそうとするがラニーは少し元気がない。


 そんなラニーに何があったのか聞いてみる『ラニーが食事を持って来るって言ったがその時何かあったのか?』聞かれたラニーは『別に何も無いよ…』と元気無く言って歩き出す。


 ラニーがナナの待つ部屋の方向に歩き出したので付いて行くとこっちを見ずに話し掛けて来る『デザートのフルーツケーキはもう食べた?』まだ食べてないと伝えると『ママが作るケーキは美味しいからきっと気に入るよ』


 そう言いラニーはこっちに顔を向ける事も無く歩き続け、話が終わるとそこから無言になってしまい気まずい沈黙に襲われる。


 その空気を壊そうとポッチの毛がお風呂に入ってサラサラになった事を話すがラニーは興味が無いのか生返事を返すだけになりこっちを見ることもしてくれない。


 そんなラニーはナナが待つ部屋の扉を通り越して歩いて行く『おーいラニー?』話し掛けても相変わらず生返事を返すだけなので後ろから肩を叩くと歩くのを止め体をビクッと動かし『え?なに?』と聞いて来る。


『いやラニーに話しかけても反応しないし、それに部屋を通り越してるけどもしかしてラニーはこの先に別の用事があったのか?』俺の言葉にラニーは『ごめんごめんちょっと考え事してて気付かなかったよ』


 そう言って来た道を戻りナナの待つ部屋の前に行き『私もケーキを皆と食べたくてさ、本当に美味しいからびっくりするよ』そう言って扉を開け中に入っていく。


 ラニーに続き部屋に入るとナナがソファーに座り眠そうな顔でこっちを見ている『ナナ寝たいなら寝ていいんだぞ?』その言葉にナナはあくびをしながら『らいじょうぶです!眠くありません』と言って立ち上がり顔をぺちぺち叩く。


 そんなナナに釣られたのか子供達もあくびを始め眠そうにするがラニーは部屋に置いてあったカートから皿を取って机に並べ始める。


 眠そうな子供達にケーキを食べるか聞くと眠気が飛んだのか食べたいと元気になりナナも『食べます!』と言って子供達はソファーに向かいナナの隣に座る。


 ポッチにも聞くが少し怪訝そうにケーキを見て『肉よりうまいのか?』そう聞いて来るがそれはポッチ次第だと伝えると少し食べると言ってソファーに向かう。


 その間にもラニーはケーキを切り分け着々と食べる準備を進めていて机には切り分けられたケーキが人数分並んである。


『さぁ食べましょ!』そう言って空いていた俺の左隣にラニーが座るとナナが右隣に座っていたポッチを引っ張りどかしてナナが座り二人に挟まれる。


 どかされたポッチは少し悲しそうな顔をしながら前のソファーにちょこんと座り皿の上のケーキを掴み食べ始める。


 ラニーとナナも何も言わずケーキを食べ始めたので俺もケーキを食べるが砂糖があまり入って無いのかフルーツの甘味が際立ちそれが丁度いいアクセントになっていくらでも食べれると思えるほどの美味しさだった。


『ラニーこれ凄く美味しいよ』そうラニーに言うと『ありがとう。ママに喜んでくれたって言っとくね』そう言って笑顔でラニーはケーキを頬張る。


 ポッチを見ると食べ終わっており、おかわりが欲しそうにこっちを見ている為ラニーにポッチがおかわりが欲しいことを言うとケーキを取りに席を立つ。


 するとナナが話し掛けて来る『バル様私は今幸せです』そう言ったナナの顔は本当に幸せそうだった。


 ナナの今幸せだと言う言葉に引っ掛かり少し気になり尋ねる『ナナ聞いていいか?』ナナは笑顔で答える『急になんですか?バル様』


 このタイミングでナナに昔の事を聞いてもいいのか少し迷ったが聞いてみる『ナナは奴隷商に誘拐される前はどんな生活をしてたんだ?』


 その問いにナナは顔を伏せて『普通の生活でしたよ。パパとママと弟が居て、ただ家が宿屋で色んな人から王都の外についてだったり色々教えて貰ったりしてました』


 ナナの知識はそこから来ていることが分かり納得する『そうかナナが物知りなのはそのおかげなんだな』その言葉にナナは顔を上げ『バル様?私は要らない子ですか?』そう辛そうな顔で聞いて来る。


 急なナナの発言にラニーも動きが止まり俺もびっくりする『ど、どうしてそう思うんだ?』動揺しながらそう聞くと『私は親に売られたんじゃないかって…』そう言って泣き始めてしまう。


 カイルから勇者の話しを聞いたときに裏の奴隷商は誘拐か親から売られると言う話をナナも聞いていたから自分は売られたんじゃないかと思ってしまったのだろうと予想出来た。


『ナナは誘拐されたんだろ?』そうナナに聞くが『分からないんです…目が覚めたら家じゃなかったので…』ナナは泣いて辛そうにするのでこれ以上聞くのをやめ背中をさすってあげる。


 この空気の中ポッチは音を立てないようにゆっくりケーキを口に頬張り食べていてラニーは食べる事はしていないがこっちを固唾を呑んで見ている。


 少しすると泣き疲れたのかナナは眠りにつき寝息が聞こえるとラニーが小声で聞いて来る『ナナさん寝ました?』頷くとラニーはため息を吐き『ほんと王都の奴隷商人はどうなってんの?』そう言って頭を押さえる。


 ラニーは不思議がる為聞いてみる『ラニーはカイルから王都について聞いてないのか?』ラニーは首を振り『バトスさんと王都に行くつもりだったんで…聞かなくてもいいかなって…』申し訳なさそうに答える。


 そんなラニーにカイルから聞いた話しを聞かせると『え?勇者やば…怖すぎ…何がしたいの?』その都度独り言を言って驚く。


 そんな話をしていると子供達は全員眠ってしまい俺とポッチでベットに運ぶがライトをラニーに点けてもらい子供達を寝かして部屋を後にする。


 ポッチは誰も居なくなったソファーに横になってボーっとし始めた為皿などを片づけを始め、片付けの合間ラニーにライトやトイレの蛇口の仕組みを聞くが分からないと言われた。


 片づけが終わるとラニーはソファーに座り寛ぎ始めたのでラニーに話を聞こうと隣に座る。

フルーツケーキですがパウンドケーキみたいなタイプですショートケーキみたいなホール型のやつじゃないですよ?私はマフィンの材料で生地を作ったらパウンド型に入れて焼くのが楽で好きです。もちろんバターは高いんで代わりにひまわり油(前はオリーブオイルでしたが今高すぎ)で作ります。


私の小説のエピソードタイトルって○○章って感じでやってますけど単純にタイトルを付けるのがめんどくさいってのともう一つはタイトルでネタバレしそうで怖いからです。例えば『次回 城之内 死す』みたいな、でも30章辺りで1章からタイトル付けようか迷ってもいます。

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