1章 知らない世界
初めての投稿です。読みづらかったらすみません。
ある日、目の前の景色が変わり森にいた。
何かに襲われた訳でもなく、急な眠気に襲われた訳でもなく、家にいてネトゲをしていたら森にいた。
最初は寝落ちして夢かと思ったが、周りの聞いた事の無い鳴き声や森の独特な雰囲気で、夢では無いと痛感させられる。
『もしかして異世界転移的な?けど女神とか神的な存在に会ってないんだが?』興奮で独り言が出てしまう。
とりあえず定番の『ステータスオープン』何も起きない、何か間違っているのかそれとも本当に何も無いのか…
一瞬舞い上がった心も周りから聞こえる未知の鳴き声や森の薄暗さに不安を感じ押しつぶされそうになり、もし仮にここが異世界なら未知の生き物に殺される恐怖が押し寄せる。
『今は森を抜ける方法を考えないと、闇雲に歩いても意味がないし』今の俺は部屋着に裸足ときた、森でこの装備は無理ゲーすぎる。
『叫んで人に気づいて貰うか?いやもし魔物がいたとしたら殺さるかも、それより言葉が通じるのか?』そんな事を考えていると奥から明らか人ではない何かが近づいて来るのが見える。
忍び足で木の後ろに隠れ様子を伺っていると一目散に俺のほうに向かってくる。
向かって来たそいつは魔物と言っていいのか犬なのか、犬種で言えばハスキーのような見た目で二足歩行をした犬の獣人だった、身長が高く2mはある奴がこん棒のような武器を振り上げて俺に振り下ろそうとしていた。
『ま、待ってくれ!敵意はない!』咄嗟に手を上げそう言うと驚いた犬の獣人が目の前から後ろに飛び距離を置き警戒したまま話しかけてきた。
『人間!どこから入ってきた?どこで我らの言葉を習った?』犬の獣人は警戒はしているがいつでも殺せるぞという雰囲気を感じる。
言葉が通じる?まさか転移チートが言語理解?いやそれよりも『俺は気づいたらここにいて…言葉は…』
全て言っていいのか異世界転移したなんて信じるのか?それとも野蛮な奴だったら見世物にされ殺されるかもしれない。
返答に迷っていると、犬の獣人が話し出す『奴隷か?だが我らの言葉を流暢に喋る奴なんて見た事ない、そうだ来い』
こっちが何かを言う前にまるで軽い荷物を運ぶように俺を持ち上げ連れ去られた。
運ばれている途中話しかけたが『舌を噛むぞ』と言われ、気遣われているのか脅されてるのか分からなかったが前者であってほしい何て思っていたら、数分も経たない間に目的の場所に着いたようだ。
村と言っていいのか、柵などは無いが見張りがいて家らしきものがあるだけで運ばれる俺を見ても見張りは何とも思ってないのかすんなり横を通る。
『おーい!皆面白いのを拾ったぞー』乱暴に俺をポイっと地面に投げると藁のような簡素な家から次々と犬の獣人が出てくる。
その中で他の犬の獣人と比べ少し背の低い黒の毛に白が混じるシュナウザーような犬の獣人が杖をカツカツと突きながらこっちへやって来る。
『ポッチまたお前は…変な物を拾って来るんじゃない!それに祈りの巫女様が森の様子がおかしいと言っておられただろう!』そう声を上げる。
俺を運んでた犬の獣人がポッチって名前だったんだな、この村の戦士か何かなのか?そんな事を考えていると話は勝手に進む。
『村長勝手に森に行って悪かったな、だがよ言葉が通じる人間を見つけたぜこいつを奴隷の世話役にしようと…』マジかよ奴隷って人間か?でも殺されないみたいだけどどうなるんだ?
食い気味に村長と呼ばれてる犬の獣人が話す『ポッチ!そやつワシ等の言葉が解るのか?』『解るどころか意思疎通が出来るぞ』ポッチは自信満々に話す。
村長は俺を見ると『ならばそこの人間!どこから来た?嘘はつくなよ苦しい思いをするだけだぞ?』杖をこっちに向け強い口調で怒鳴るように言う。
そんな事を言われてもこれは嘘を言うより信じれない話だが信じてくれるのか?
迷ったが諦めに似た感情で『まず今から言うことは真実だ嘘はない…』そう話し始めると周りがざわざわし始める。
ほんとに人間の言葉が通じるなどひそひそ聞こえ驚いた様子で俺を見る。
村長が杖で地面をコツンと叩き周りを黙らせると続けろと言う。
さっき起きた出来事を説明し終わると、ポッチが口を開く『で?村長どうするんだこの人間を殺すか?』棍棒を軽く振り肩でトントンと叩く。
周りの獣人達もどうすればいいのかざわざわし始めた所で村長が口を開く『祈りの巫女様に合わせる』村長はさっきまでの様子とは違い動揺した感じで答える。
いいのか?と周りの獣人達が騒ぎ出すとポッチが『村長が決めたことだ!』と一括する。
ポッチと村長に連れられ村の中央から離れると藁で作られた大きな家の前で二人は止まる。
そこにいたのは何処で手に入れたのか、少し汚れてはいるが白い服を着たゴールデン・レトリーバーのような犬の獣人だった。
ほかの獣人は男ならボロボロのズボンを女ならボロボロの布を羽織るくらいなのにこの目の前に居る犬の獣人は顔は見えるが白のローブを纏っている。
村長が驚いたように話す『祈りの巫女様!?お外に出られて大丈夫なのですか?』ポッチも驚いたように巫女を見ている。
巫女が語り掛けて来ると周りの時間が止まったように動かなくなる『貴方はこの世界に転移しました。貴方は何をしますか?』感じた事の無い雰囲気を纏った巫女が問掛けてくるが口が動いてない。
何をしますか?だって?だがこっちからしたら質問の意味が分からないしここが何所かなのかも…とりあえず状況を知りたいそう思い。
『まずここは何処でどうして俺なんだ?気づいたらここにいたんだ何が何だか分からないんだよ!教えてくれ』
巫女は言う『ここは貴方の居た世界じゃない。貴方は巻き込まれたのよ』言い終わると巫女の様子が変わる。
ごめんなさい。初めに謝っておきますこんな感じで続きます。
1月17日編集しました。
酷いな…これは…自分の文章がここまで酷いとは…