18章 命の値段
読んでいただいてありがとうございます。続きを書いてるのですが疲れでなかなか進まないです。
少し時間が経つが何もアクションが無く攻撃も来ない『クソッ!あいつら俺たちが降伏するまで何もしてこないつもりか?』カイルが言葉をこぼす。
何もして来ないならこっちから仕掛けるかと思い聞いてみる『提案だが俺が仕掛けて、その間に逃げるか?』俺の考えにカイルは反対を示す『やめときな相手が弓を持っていたらこっちが攻撃するか逃げるかした瞬間矢が飛んで来るぞ?そうなると流石に俺達でも全員は守れない…』
攻撃も出来ないしここから逃げることも出来ない、どうするか迷っていると帰って来た冒険者がこっちに向かって歩いて来るのが見える。
『あの人たちに助けをお求めるのはどうだ?』俺の問いに諦めに似た感情で答える『厄介ごとはなるべく関わらないのが冒険者だぞ。俺なら助けないな…』手詰まりになりポッチに戦わなくていいから子供を全員抱っこしてくれと頼み一か八かに出る為にカイル聞く。
『カイル町までどれくらいだ?』『そう遠くはない本気で走ったらすぐの距離だ。どうしてそんなことを聞く?』『俺の作戦が失敗しても走って逃げるためだ。もし失敗したらその時は俺が囮になって食い止める』
難色を示すカイルに作戦を話し武器生成でスモークグレネードと催涙グレネード生成し出て来たことに安心すると『ほんとに上手くいくのか?それに…』まだ決めかねるカイルに『このままいつ殺されるか分からないで過ごすよりマシだと思う、それに子供が何かの病気で直ぐに薬がいるんだ』俺の言葉を聞きカイルは渋々賛成し作戦を皆に伝えて賭けに出る。
スモークグレネードを左右に投げ煙が出て来た瞬間矢が飛んで来るがカイルとジョエルがそれを剣で弾き煙幕で視線が切れたら適当に催涙グレネードを森に投げまくる。
矢が飛んでこなくなって、少しすると森からうめき声と叫び声が聞こえて来る『うまくいったのか?』カイルがそう聞いて来るが煙幕が邪魔で見えない為スモークグレネードを消すと煙幕ごと消えてしまう。
『煙まで消えた⁉貴方がやったの?どうやって?ねぇどうやったの?』とカレンが聞いて来るが消した俺が分かってないので答えれないでいるとカイルが注意する。
『カレン後にしろ!なあバトスあの煙は吸ったら駄目だよな?』と森に投げた催涙ガスの煙を指さす『たしか吸っても駄目だし体にも目に触れても駄目だった気がする』曖昧な知識をカイルに伝えると。
『おいおいそんな危ないのを適当に投げたのか?もしかして死んでるんじゃないのか?』そう言って森を見ているとさっきよりガスがマシになり襲って来た奴らを探すために二手に分かれる。
森に入る前にポッチに逃げた奴がいるか確認をしようと振り向きポッチを見ると『さっきから鼻が痛いんだが治るのかこれ?』鼻声でそう言い鼻水を流しながらこっちに聞いて来る。
すぐに催涙グレネードを消して『ポッチ大丈夫か?』と聞くが『身体は大丈夫だがこれは治るのか?どうなんだ?』と鼻を指さす『治るよ…治るはずだから大丈夫だ!だからじっとしてろよ』
そう言ってナナを呼び魔法で水を出しポッチの鼻に水をかけ鼻水を洗い流していく『さっきよりマシだがまだ痛むな…』そう言って鼻を擦り匂いを嗅ぐ『ん?一人いねーな逃げたか?』
そうポッチが言うとカイルが一人引きずって帰って来る『俺は一人見つけたぞそっちはどうだ?』カイルが反対側の森に声を掛けるとジョエルが出てきて答える『二人いたよ!死んでは無いけど意識がないからとりあえず腕を縛ってラニーが見張ってるよ』
カイルに遅れてカレンが戻って来るが『一人見つけたけど死んでたよそれも懸賞金が掛かってる奴だ』その言葉にカイルが『こいつはどうだ?』と運んで来た奴をカレンに見せる。
『そいつは…ん?やった!やった!これで武器が新調出来るよ!』とぴょんぴょん飛び喜ぶ『カレン?そんなにこいつに懸賞金が掛かってるのか?』カイルの質問にカレンはニタニタ笑う。
『ふっフフフだってさっきの死んでた奴で50万ラルでこいつで200万ラルだよ!あーー今日は久しぶりに豪遊しよう…シャルンの一番高い料理を…フフフ』カレンは別の世界に行きカイルは『あはははっはあっははっは』壊れた。
そんな二人を見てジョエルは俺に『もちろんバトスさんが懸賞金を受け取ってください!すみませんほんと…すみません』と謝って来るが二人が機能しなくなりポッチを頼る『ポッチ残りの奴らをこっちに運んでくれないか?』
俺の頼みにポッチは抱いていた子供を下ろし俺に渡して森に入っていき少ししてカイルが正気を取り戻しジョエルに怒られる。
ポッチが残りの三人を運び終えると『やっぱり一人いねーな使徒様どうする?』ポッチの質問に答える前にカイルが話しだす。
『ゴホン少し取り乱したがカレンどうだ他に懸賞金が掛かってる奴はいるか?』とカイルが笑みをこぼしながら聞く。
『こいつは知らないけどこの二人は見ての通り冒険者だね…』そう言いながら見えないように服に入れていたドッグタグを木の枝で引っ張りだして答える。
『こいつだよ私を囮にしたクズは!』そう言ってラニーは一人の男を蹴り出す『よくも私を蹴って囮にしたな!死ねゴミ!』よく見るとラニーが見張っていた二人は全身に足跡がある。
ラニーが殺す勢いで顔を蹴り始めたので急いで止めると『バトス様!止めないで!こいつらは報いを受けるべきなんだ!』と暴れるがカイルが反応する『バトス様?どうして様を付けるんだ?』
そう聞かれた瞬間ラニーはピタッと暴れるのを止め俺にどうしよう?みたいな顔を向けて来るがカイルに追及される『おいラニー!答えろどうしてバトスに様を付けているんだ?さっきまで様なんて付けて無かっただろう!』
ラニーはオロオロしだし『えーと…その…あの…なんて言うか…』ときょどり出すと待ってましたと言わんばかりナナがカイルの前に出てきて話そうとした瞬間俺がナナの口を押える。
俺の行動にカイルが『え?何をしてるんだ?今何か話そうとしてなかったか?』そう聞いて来るが小声でナナに懇願する『俺が神の使徒だと言わないでくれナナ頼む』ナナは静かに頷いたので手を離すと。
『私がラニーに様を付けろって言いました!』ナナ⁉ラニーと俺はびっくりし声が出そうになるがカイルがナナに優しく質問する『どうしてラニーに様を付けるように言ったのかな?』
『それはバル様が私のご主人様だからラニーにも様を付けるように言ったのです』それを聞いたカイルはため息を吐き俺を冷たい目で見る。
嫌なほうに誤解されていると思い落ち込んでいると『カイル!この子たちは王都の奴隷商人に森に捨てられてバトスさんとそこの獣が助けたのよ!』ラニーがそう言うとカイルがナナに本当か聞く。
ナナから真実だと伝えられ本当だと分かると『あの噂はマジだったんだな…クソ勇者が…余計なことしやがって!』そう言ってイライラし、自分を落ち着かせるように深呼吸をして俺に頭を下げる。
『バトス勘違いをしてすまなかった!』そう言って謝り、俺も誤解させてすまないと謝る。
誤解が解けると『それで?肝心なディーンが居ないけどどうするカイル?』カレンがそう話す。
カイルはラニーを見て『ラニーは見つかったし目的は果たした。皆すぐに撤収だ!報告だけしてあとはギルドの仕事だ』言い終わると襲って来た奴らをカイルとジョエルが担ぎ運ぼうとする。
まだカイルに聞きたい事があったがポッチにも二人運んでもらい子供はラニーとカレンに任せ俺も一人担ぎ町に向かって歩き出す。
初めて大人一人を担いで歩いたが二度とやりたくないと思った。
催涙ガスって非殺傷武器なのに密室で使うと人が死ぬという怖い記事を見てしまった。
昔ピンポン玉に細かく切ったピンポン玉を入れてアルミホイルで包んで火で炙るとスモークグレネードみたいに煙幕が出るので友達とサルみたいに手を叩いて喜んでました。
皆はマネしないようにしてくださいね。まぁそんなことを言ってもやる人はやるだろうってことでもしやるなら屋外で回りが何もない所で人がいない場所で燃え移る物が無い場所で常識のある大人の方と同伴でやって下さい。
ちゃんと火消し用の水とゴミは持ち帰れよやる奴は!あと何か問題になっても私はマネしないようにと言いましたし注意もしました。自己責任ですよ?
投稿ペースが遅れたらすみません。忙しいのでなかなか書けてません。




