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異世界転移したが俺に女神なんていない  作者: れみん


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15章 決まる道のり

読んでいただいてありがとうございます。前回無理やりカットしたせいで冒頭が少しおかしいかもしれないです。

 ポッチが落ち着きを取り戻し抱いていた子供を下ろすとナナが久しぶりに会った子供達に抱き着き何かを話す。


 ジョーが戻るまで寝込んでいる子供の状態を見るが医者でも何でもない俺が分かるはずも無く濡れた布を額に置くくらいしか出来ず無力感に襲われる。


 ふとテント内の野草を見てポッチに尋ねる『ポッチこの野草だがもしかして薬草なのか?』ポッチは下を向き『ああ…この草は傷が早く治るんだ…でも効くか分からない…』


 確かにこの薬草で傷を治す効力があっても病を治せるかは別だがまさかと思い『この子達に使ってないよなポッチ?』俺の問いにポッチは怒る『使ってない!使うか迷ったがマックにも止められた…』途中から力なく答える。


『ポッチそれでいい、このまま額の布を変えつつ様子を見よう今できることはそれだけだ…』俺の言葉にポッチは謝る『そうだよな…怒鳴って悪かった』


 ナナは子供の相手をしていたのでラニーに子供の看病を任せてその場を離れマックに戦った人間の話を聞こうとすると森の方から音がしジョーが帰って来たと思い見ていると『いやーこの辺は全然獲物がいねーなー!ん?お!ポッチじゃねーか!どうした下向いて?俺に会えて感激か?』そう言って笑顔で鳥を持った両手を広げ『ほーらハグしてやるよ』


 数秒の静寂の後マックは小声で『ジョーは変わらないな…本当に』そう言ってため息を吐き、ポッチに『お前は相変わらずバカだな…』と言われ怒ったジョーが鳥をポッチに投げつけるが簡単にキャッチされる。


 ポッチに怒っているジョーに話しかける『ジョー東の村の皆の場所が分かった』ジョーは怒りが消え聞いて来る『ほんとか!どこなんだ?』ジョーに皆が南の村に向かった事を告げる。


『なるほどな河を渡られたら分かんねーな!とりあえず明日オヤジの元に戻るよ。使徒様はどうすんだ?』今の状況を伝え町に行くことを教えるとため息を吐き『おめーも相変わらずだなポッチ!それより人間の町に行くんだろ?俺も行きてーな絶対面白そうじゃねーか』


 はしゃぐジョーを見てマックが笑う『ジョーお前はある意味人間の世界で生きていけそうだな』どうしてだとポッチが聞く『気に入らない奴を全員殺して王になりそうだからだよ』


 ポッチは確かになと笑いジョーは人間に勇者がいなかったら俺が一番だ!と皆笑うが彼らの笑いのツボが分からない…アメリカンジョークならぬドッグジョークなのか?


 まだ盛り上がっている彼らを無視して鳥を捌き始め、寝込んでいる子供の為にスープも作り食事の準備を始める。


 ご飯が出来るとジョーは『使徒様の作った料理はうめーぞ?』とポッチとマックに自慢するがただ焼いただけな為少し気恥ずかしい思いをする。


 ジョーの言葉を聞きポッチとマックは受け取った肉をゆっくりとかぶりつくが先に反応したのはポッチで『ジョーを初めて羨ましいと思ったよ…』そう言って無言で食べる。


 マックは既に食べ終えていて『使徒様!人間の町までお供しよう』と言いジョーにオイ!と叩かれポッチに説教される。


 スープと肉を持ちテントに向かいナナとラニーと子供達に肉を渡して具合の悪い子供にスープを飲まそうとするがほとんど飲めず時間をかけゆっくり飲ましてあげる。


 二人いるがもう一人の幼い子供の衰弱具合が酷く町までの移動に耐えれるか不安になる。


 そんな俺にナナが声を掛ける『バル様後は私がやります!だからお肉を食べて休んで下さい』そう言うとラニーがちょっといいですか?と尋ね俺をナナから離す。


『バトス様あの子供達って奴隷ですか?』ラニーの言葉に驚きどうしてそう思うか聞いたら『あの服装を見たらそうなんじゃないかと思いまして…』そう言ってナナをちらっと見る。


 やっぱりぼろきれのような服だと奴隷だと思われるのかと納得し『そうだ東の町の王都だっけ?あそこで住んでいた子が誘拐されて奴隷商人に売られたが直ぐに森に捨てられたらしいんだ』俺の言葉にラニーは驚く。


『奴隷商人が奴隷を捨てる?どうして?意味が分からない』不思議がるラニーに『ラニーは帝都出身か?』『え?そうだけど。どうして?』『帝都は奴隷制度はあるのか?』俺の質問にラニーは当たり前のように答える『普通にあるけど?そもそも法で定められてるし。だから皆奴隷にならないように犯罪を犯さないようにしてるのよもちろん罪の重さで死刑はあるけどね』


 ラニーに王都も同じかどうか聞くが『王都はどういう基準で奴隷になるか知らないから何とも言えないけど奴隷商人が奴隷を捨てるなんて相当の事だよ?』


 ラニーの話しが終わりいつか王都に行って子供達を親の元に返してやりたいという思いをラニーに伝えると『私も王都に付いて行っていいですか?』と思いもよらない返事が返って来た。


 どうしてか理由を聞くと『王都にある教会の神託で勇者が決まったらしいんですよ!もしかしたら会えるかもしれないじゃないですか』俺の中の勇者は聞いた感じ結構なクズに感じたがラニーはそうじゃないみたいだ。


『ラニーが付いて来るのはいいが先に帝都に行って薬を手に入れよう』『わかってますよ!それに私を置いていったクズどもをギルドに報告しないと駄目ですし』ラニーの言葉で思い出しマックが襲って来た獣じゃないか聞くと『多分そうじゃないかな?で、でもあのクズどもはいつか同じことをやりますよ!』と謎に自分を襲った獣をフォローしだす。


 真偽を確認するためマックに聞いてみる『なあマックその腕の傷をつけた奴はどうなったんだ?』俺の質問にジョーも煽る『人間にやられたんだろ!もちろん殺したよな?』


 マックはフンと笑い『東の村の皆を人間に見られて冒険者が集まる前に殺そうとしたが、剣で切られて俺がひるんでるうちに逃げられてな、一人だと思って追いかけたら四人いて四対一だぞ?』


『それでそいつらをどうしたんだ?』俺が尋ねると『やるしかないなと覚悟を決めたら逃げて行ったからそこで諦めたよ腕も切られたしな』ジョーは『何だよ殺し損ねたのかよ』と興味を無くす。


 そんなジョーにマックは怒る『ジョーだから俺は戦闘が得意じゃないって言ってるだろ!それにポッチがいたら俺は怪我なんてしなかった』それにポッチは反論する『使徒様が河に流されたんだぞ?捜索してたんだ!』


 言い争いが始まり俺はラニーに告げる『ラニーを置き去りにしたやつはまだ生きてるみたいだ』俺の言葉を聞きラニーは『なら帝都に行くなら気を付けないとね』と言いイライラした様子でナナの元に戻る。


 お腹が鳴りご飯を食べていないことに気付き肉を温め直しポッチとジョーとマックが言い争いをするカオスな状況でお肉にかぶりつく。

全然戦闘イベントが起きないなと思ってる皆さんこんなものですフィクションと言ってもゴブリンみたいな魔物が大量にいて毎日出会ってたらこの森魔境すぎないか?と思いません?

それに国の近くの森に災害or厄災レベルの魔物が居たらそれより弱い魔物はいなくなりその国は人がいなくなって滅ぶと思うんですよね。対抗する為に勇者が居ても国の外の森に出たら災害か厄災レベルの魔物ですよ?

貴方が勇者でレベル1ならその災害or厄災レベルの魔物がいる森にレベルを上げに行きたいですか?


なんだかんだ言いましたけど魔物が少ない理由はあるんですけどね。

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