13章 底無き疑問
読んでいただいてありがとうございます。この先の物語は大体出来ているんですがそれを書くとなるとリアルが忙しくて時間が足りない…やっと睡眠時間のバグが治ったのに…
1月20日編集しました。
読み返して気付いたのですが、えぐいくらい誤字があったり内容がおかしかったので編集しました。
ラニーの手がかりを基にポッチと出会ったと思われる場所に向かっていると鳥の羽をむしっていたラニーが話し掛けて来る『さっきの続きですがこの鳥って何ですか?謝罪って言われても殺されかけたんですよ?』
確かにあれはジョーが悪かった…だが何て言ってなだめるか迷っていると同じように羽をむしっていたナナに『口じゃなく手を動かしてください!じゃないとお昼抜きですよ?』とお局のようなこと言う。
『ナナさんすみません…』と言って黙るラニーを見てナナが相当怖いんだなと予想でき、それにナナは俺に騙されてラニーを刺そうとしたのではなくナナの意思で刺そうとしたことにラニーは俺とナナの会話で気付いたんだろう。
少し気になる事があるがナナがラニーを刺そうとしたのは信じていたものを否定されたから?俺を思っての事だからか?それとも神の使徒に対して不敬だから?ナナに聞きたいが答えが少し怖くなり聞きたい気持ちを収める。
皆が黙って歩いているとジョーが立ち止まり『飯にしようぜ?腹が減った!』そう言って嫌な空気を消そうとするが言葉が分かるのが俺だけな為皆が俺を見る。
『ジョーが腹が減ったみたいだ、ご飯にするか?』俺の言葉にラニーが直ぐに反応する『そうですね!昨日まともに食べれてなかったですし…いいと思います!』ラニーは賛成と分かりナナを見ると頷き賛成する。
じゃあ決まりだなと声を掛けるとナナは直ぐに薪を拾って来ますと言いラニーを呼ぶがラニーは俺に『バトス様?私ナイフ一本も持ってないんですけど?』そう言ってナナの首に掛けているナイフをちらっと見る。
そういえばジョーがラニーのナイフを破壊してたなと思い出す『どんな武器が欲しいんだ?』俺の言葉に『どんな?…そりゃあ聖剣か魔剣があったら無敵ですよ!』と冗談っぽく言い笑う。
確かに聖剣なり魔剣とかファンタジーの定番だけど武器生成で出せるのか?と疑問になり出そうとするがなんの変哲も装飾もないロングソードが出る。
無から出て来たロングソードを見てラニーが驚き聞いて来る『あの時もですけど…バトス様はもしかして武器生成か倉庫の能力を持ってるんですか?』
倉庫と言う初めて聞く能力と自分の能力の武器生成を知っているラニーに聞きたい事が出来てしまい鳥を捌こうと思っていたがナナとジョーに俺も薪を一緒に拾いに行くと言いロングソードをラニーに渡しラニーに話を聞きながら薪を集めに行く。
自分の能力は大体分かる為先に倉庫の能力について聞くが名前の通りゲームで言うインベントリみたいなもので大体の物を保管できると言う。
倉庫の能力自体希少で商人は倉庫の能力を持った人を商人同士で奪い合い一生遊べるくらいの値段で雇うと言う噂と貧しい村民が倉庫の能力を得て村で自慢していたら、その領土の貴族に連れて行かれて商人に売られ手足を切られて死ぬことも許されずこき使われたって言う噂があると教えてくれたが異世界の人権に恐怖を覚える。
俺の使える武器生成について聞くと武器生成は何が出来るか出来ないかよりその能力を持った奴が何をしたかの方が話しとして有名らしい。
自分で生成した剣を武器屋で売って金にして、それを元手に商人になりそのうち世界一の武器商人と言われ、どこかの国の戦争で武器を無償で提供し、その国の王から爵位と領土まで貰ったが敵が多かったのか毒殺され死んだと。
ラニーが一呼吸置き『だけどそこで話が終わらずその武器商人が武器生成でいろんな武器を無から出し売っていたのを知っていた妻や商会の幹部が後日処刑されたの…どうしてか分かる?』そう聞いて来るがちょうどジョーが待っている場所に着く『お?帰ってきたか!もう火は点いてるぜ?』そう言ってナナの頭をポンポンと叩く。
ナナはジョーに頭を叩かれながら『バル様遅いですよ?火は点けておきました』そう言って鳥を渡そうと俺に近寄るナナ。
ナナから鳥を受け取り『ラニーまた後でその続きを聞かせてくれ』そう言って薪を置き急いで鳥を捌く準備をする。
鳥を捌き終わり焼いていると『バトス様はどうして獣を探しているのですか?』ラニーから質問されるが答える前に前から思っていた疑問をラニーに聞く。
『その前にいいか?どうして獣って言うんだ?こう獣人とかじゃあないんだ?』ラニーは少しの沈黙の後答える『うーん帝都には犬や猫などの獣人が居ますけど彼らみたいに私たちの言語を話さないか…ら…?』ラニーはあまり興味が無さそうに答える。
『人間の言葉を話さないから獣ってことか?』ラニーは怒られる子供の様に話す『そんな事聞かれてもそうとしか言えないです…』ラニーやナナは別に敵意で差別をしているわけでは無く固定観念で区別していただけなんだと思い安心する。
『そうかありがとう。疑問が解けたよそれとさっきの質問だが……』ラニーに俺がこの世界に来たとこからポッチと河ではぐれジョー達に出会いどうしてこうなった説明をした。
『そんな事があったんですね。じゃあ私がであ…』ラニーが話しているとジョーが飯はまだか?と催促してくる為、ラニーに後で聞くと謝り直ぐに肉を全員に配る。
肉を受け取ったジョーはウキウキしながら肉にかぶりつくが『こいつはこの前食った奴よりそんなにだな…』そう言って揺れていた尻尾が止まり明らかにテンションが落ち込んでいる。
ナナはいつも通り美味しいと言って肉に夢中になっていてラニーも美味しい美味しいと言いながら泣きながら食べている。
そんな三人を見ながら自分も食べてみるがジョーの言う通り前ほどではないなと思いながらも普通に美味しくて、ある意味異世界の生き物は基本美味いのかと思ってしまう。
食事を終え片付けているとジョーが急に警戒し始める『何か近くで戦ってるな…使徒様どうする?』その言葉を聞いてナナとラニーにもどうするか聞くと。
ナナは無視するべきだと言い、ラニーは置いていった仲間が私を殺す為に探している可能性があると言う、どうしてか聞くと『仲間を囮にして置いていったなんて冒険者にとってご法度だし、それにギルドから追放されて捕まるのが嫌だからその前に私を殺そうって話よ』ラニーはため息を吐く。
『でもどうやって判断するんだ?ラニーが囮になるって言って助かったって主張されたら?』俺の言葉にラニーはドッグタグに触れ『それは無い。本当に囮になる時はこれを渡すの、でもこれは私の魔力と繋がってるから他人が私から奪うと色が変わるんだ』
『つまり無理やり取ろうとしたら色が変わるから分かると?でも渡した時に色が変わるんじゃ?』ラニーは首に掛けていたドッグタグを外しながら『私が魔力の繋がりを切るか死ぬとそのままの色になるんだ。だからこうやって渡しても』そう言って俺にドッグタグ渡してくれる。
渡されたドッグタグは渡される前の色のままだ『ってことは死んだら魔力が切れるからラニーの死体もしくは殺す為に置いていった奴らはラニーを探してるってことか…』ラニーにドッグタグを返す。
『だから私はナナさんに同意見だよ無視だね!むしろ死んでくてた方がありがたいよ冒険者のルールも守れない無法者に命を狙われないで済むし』イライラした様子でラニーは言う。
二人は無視するべきだと言うが戦っているのがポッチだったらと思うと無視が正解とは言えない。
悩んでいると『どうするんだ?意見は決まったか?』ジョーが聞いて来る『その戦ってる奴はポッチか?』『多分だがポッチではないな。複数の争う音がする』
ポッチでは無いなら二人の意見を尊重して『ジョー無視だ先に進もう』そう言ってラニーやナナにも無視すると伝え、この選択が間違っていないと言い聞かせ森を進む。
武器生成で聖剣や魔剣ではなくロングソードが出たのはバルのイメージがふわふわしていた為です。
帝都に居る獣人と言われる存在は全身体毛で覆われてるポッチやジョーとは違いケモ耳や尻尾が生えているだけでほぼ人に近いことと人の言葉を話せることも一つの要因とされ獣人と呼ばれている。
ドッグタグの件でどうするかでだいぶ迷いました。そのせいで投稿が遅れました。納得いかない方は魔法って凄いんだなって思ってください。




