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異世界転移したが俺に女神なんていない  作者: れみん


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12章 無茶な使命

読んでいただいてありがとうございます。今の投稿頻度は二日ですが四日ごとにするか一週間ごとにするかで迷います。二日、四日すぎて投稿されなかったら察してください。すみません…ほんと

11章を結構深夜テンションで書いてそのまま予約投稿したせいで読み直すと酷かったので編集しました。

 出発の準備が整いラニーを見ていたジョーに話しかける。『こっちは準備完了だ!ラニーが起きるまでどうする?待つか?』俺の言葉にジョーはラニーを見ながら答える『ああ待つよ俺が悪いんだ。その間殺しかけた詫びに昼飯獲って来るわ』棍棒を持ち直ぐ帰って来るそう言い残し森に向かって行く。


 俺は早く捜索に行きたかったが手がかりが気を失ってたんじゃどうしようもないと銃の実験を始めることにした。


 火縄銃を手に取り火皿に石の粒を置き火縄を挟む金具を引き、撃てる状態にする『ナナ銃の実験をするから離れてろ』そうは言ったがよく分かって無さそうなナナは戸惑いながら言われた通りに俺から離れる。


 ナナが離れたのを確認して引き金を引く、カチンと音が鳴るが何も起きない。火皿の石の粒は発火も何もしてない、次は火皿に石の粒と石を置いて引き金を引くがやっぱり何も起きない。


 やっぱり火縄銃は名前の通り火縄で火薬を発火させて撃つからダメかと思いやけくそに火皿に石をぶつけるとプシュと音が鳴り身構えるが火皿と銃口から少しだけ煙が上がるだけだった。


 このままだとマスケット銃もだめだなという思いが募る、フリントロック式だが火打石が付いてないしさっきの火縄銃で撃てなかったため諦め半分で撃てる準備をする。


 ハンマー部分にちょうどいい大きさの石を取り付け火皿に石の粒を置き引き金を引くがやっぱり煙しか出ない。その後も試行錯誤するがやはり撃つことが出来なかった。


 そうこうしているうちにラニーが目を覚まし後ろから騒がしい声が聞こえる。『おい!このクソ野郎!私をどうする気だ!』ラニーが暴れるとナナが近寄ってきて俺の後ろに隠れる。


 誤解を無くそうと銃を消しラニーに近寄ると『あんたほんとに人間か?』と俺を睨む『何度も言うが俺は人食いじゃないし見ての通りにん…』話していると被せるようにナナが俺を盾に話し出す。


『バル様は神の使徒様です!私たちを導く為に神の世界から来たのです!』ナナさん!?やめてほんと!話がややこしくなるからそう思いナナを止めようとすると『神の使徒?こいつが?』とラニーは笑いだし『ナナちゃん騙されてるよこいつに!』とさらに笑い出す。


『バル様が私を騙す?』そう呟くように言ってナナは俺から離れラニーに近付き俺があげたナイフに手を掛け、ラニーを刺そうと刃を向ける。


 それに気付き直ぐにナナを止める『え?ちょっと待てナナ!』ナイフを持つ腕と腹を押さえ、動きを止めて落ち着かせる『ナナ?落ち着いて…』


 ナナの行動にラニーは驚き俺を責める『あんたこんな子供騙して何がしたいんだ!何が神の使徒だよ!頭がおかしいよ!』そんな事を言われても俺だって自分の事を神の使徒だと思ってないし、ナナもそこまで俺を神格化してるとは思わなかった。


『バル様は私を騙してなんかないですよね?』落ち着いたのかナナが聞いて来る『もちろんだ!騙してないし俺はこの世界の人間じゃないからな。だから…と、とりあえずナイフを仕舞おう?』そう言ってナナのナイフを取りナイフケースに収める。


 俺とナナの会話を聞いていたラニーは聞いて来る『この世界の人間じゃないってどういう事だよ?』その言葉に疑問を抱き逆に聞いてしまう『勇者だってこの世界の人間じゃないだろ?』ラニーは驚き俺を冷たい目で見る。


『勇者やその仲間は教会の神託で決まるんだぞ?ほんとにこの世界の人じゃないのか?』ラニーの言葉を聞き信じられずナナにも聞くが無言で頷く。


 俺以外にも転移した人がいるって聞いたがどういう事だ?そいつらが勇者だと思っていたがそうじゃないのか?疑問が疑問を湧き頭が痛くなる。


『この世界に別の世界から転移してきた奴っているのか?』そうラニーに尋ねるが『転移?別の世界?何を言ってるんだ?そんなの聞いた事が無いからあんたの頭がおかしいんだよ!』俺に怒号を飛ばす。


 俺は何でこの異世界にいるんだ?俺の存在が分からなくなってきた、ほんとに何もしなくてもいいのか?それとも俺の頭がおかしいのか?それに俺はこんな世界に来たくて来たわけでは無いのに…


 その場に座り込むとナナが困惑しながら話しかけて来る『バル様…大丈夫ですか?』『ナナ俺はこの世界のなんだ?』ナナは優しい声で答える『バル様はこの世界を導く為に来た神の使徒様です!』ナナの言葉を聞いた俺はほんとにそうなのかと疑問を持ち始める。


 あの時俺に語り掛けて来た、神なのか分からない存在が言っていたように自由に生きるべきか…それとも神の使徒として生きるべきなのか?だが俺にそんな大層な使命を果たせるのか?


『ナナありがとう世界を導けるか分からないが今出来ることをやるよ』『あんたの妄想だと思っていたがほんとに神の使徒様なのか?』とラニーが聞いて来るがそこにバカにしたような感じはしない。


『ああ俺は別の世界からこっちに来たがそこが神の世界と言えるのかは分からないがな』俺の言葉にラニーは真剣な表情で俺を見ていると『謝るなら今のうちですよ?』とラニーをナナが煽る。


 ラニーはオドオドしながら正座し『すみませんでした。使徒様になんてことを…』頭を下げうなだれるラニーの肩をナナが叩き『わかればいいのです!バル様は優しいので許してくれるでしょう』そう言いナナとラニーが俺をみる。


『許すも何も俺は別に怒ってないぞ?』俺の言葉を聞きナナがラニーに語り掛ける『ね?バル様は優しいのです!ですが怒るとどうなるか私も分かりません…言ってることが分かりますよね?』そう言いラニーを脅す。


『バル様!先程までの態度申し訳ございませんでした!』改まって謝罪をするラニーだったが『だから別におこっ…』『バル様?バルバトス様でしょ?』とナナが横やりを入れる。


 謝罪をしてまたラニーが謝ろうとしていると後ろから『賑やかじゃねーか!何があったんだ?』とジョーが鳥を二羽両手に持って帰って来る。


『ジョー助かった!』俺がジョーにそう話すとラニーは『おい獣!さっきはよくも殺そうとしてくれたな!』と俺の後ろに隠れ叫ぶ。


『使徒様俺がいない間何があったんだ?』と当然の事を聞いて来たので何があったかを手短に話すとジョーはナナがナイフでラニーを刺そうとした所が面白かったのかずっとそこから笑っている。


 話しが終わるとラニーが俺を呼ぶ『バトス様は獣の言葉が分かるのでしょうか?』呼び方が変わり驚いているとナナがラニーに親指を立てる。


 ナナが何か言ったんだなと思いため息を吐くとラニーが謝り出し、少しめんどくさく感じたがラニーの質問に答える。


『さっきの質問だが言葉は分かるし意思疎通も出来るぞ?』そう言って笑ってるジョーを呼ぶ『今呼んだからこっちに来るよ』そう言って近寄って来るジョーにラニーは驚く。


 近くに来たジョーを見て『ほんとに攻撃してこないですよね?大丈夫ですよね?』と不安がるラニーを無視しジョーと話す『ラニーとも和解できたしラニーのツタを切ってくれ、それと今から出発するぞ』ジョーは分かったと言いラニーのツタを引きちぎり鳥をラニーに渡す。


 解放されたと思ったら鳥を急に渡されたラニーは『え?鳥?どうして?』と慌てふためく『ラニーを殺しかけたことに対する謝罪だよ』と言いラニーにポッチだと思われる手がかりを聞きながら森を進む。

叩くと小さく発火する石の粒はこの世界の人もナナと同じようにどこでも落ちていて火を点ける便利な石程度の認識である。この石のせいか森が時々火事になるがそのおかげで木の陰が無くなり新たな生命や自然が生まれることに一役買っている。だがこの石の正式名所は分からず皆便利な石など人によって呼び方が変わる。


火縄銃やマスケット銃が出てきましたが銃が分からない人は結論撃てなかったくらいに思っていて下さい。

文才があればラニーがバルを使徒様だと思っていく描写が詳しく描けたんですが文才が無いので許してください。


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