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あのときの私へ

作者: tobi


あのときの私へ


今は31歳になりましたね


25歳の私は彼氏にも捨てられ、仕事も辞めさせられ、不治の病にかかり絶望していた


自殺未遂をしましたね


それでも父が、止めてくれました


今でも思うのです。


きっと父が止めなくても、私は死ねなかったと。


ドラマや漫画では、止めてくれた人が死のうとしていた人を諭してくれます


現実はちっとも甘くありません。


何度も何度も死のうとして、それでも死ねなかったのは


どこかでまだ生きたいと思っているからだと。


死んでしまったら終わりだから、今は辛くても、生きるのがめんどくさくても、立ち上がれなくても


どうか生きていてください


今日一日生きたら、明日もしかしたら生きてるかもしれない、そして、明日生きていたら、次の日も


そうやって生きたっていいと思うんです。


中途半端で弱くて、目的もなく、彷徨いながら生きてもいい


生きてて下さい


そしたら、素敵な物語に出会い、涙し、幸せな気持ちで眠ることもできるかもしれない。



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