具材 その3 「コジカのコジ―」
・1コマ目
――奈良公園
ここにたいそう愛らしい一匹のコジカがおりました
名前はコジー
コジーはとても賢く他の凡百鹿どもと異なり人間の言葉を理解し話すことが出来るのです
しかしコジーはそのことを人間にバレないように巧妙に隠していました
↓ (*´・д・)
・2コマ目
なぜならコジーは控え目に言って変態の犯罪者だったからです
若い女性参拝客のスカートの中に頭から突っ込むのは日課
神主さんとグルになり公園付近の道路で当たり屋をやって保険金をせしめるのも得意でした
※奈良公園付近の鹿は「神様の使い」なので事故ると最悪。注意だよ!
↓
・3コマ目
ある日
若いメス鹿たちをはべらしたコジー
周りには保険金で買った鹿せんべいを与え自身は最高級の新芽を肴に酒をペロペロ飲んでいます
「あぁー暇だわー。なんかオモシレーこと起きねーかなー。なんで東大寺の大仏、巨大ロボみたいに動かねぇんだよ?ビーム出せばいいのに」
↓
・4コマ目
突然コジーの頭上に光り輝く魔法陣が現れます
「なになにっ!? 怖いっ」
眩い光の中うろたえるコジーの身体はスーっと魔法陣に吸い上げられていき……
「ウッソ!これってもしかしてアレ!?異世界召か……」
チュドォオオーーン!!
魔法陣が爆発
コジカも爆散しました
南無!
To be continued...