具材 その16 「鮮血の左フック」
・1コマ目
クマさんは天を仰ぎます
「ふぅうううううううううっ……」
大きく息を吐き出しブチギレそうになった己を落ち着けました
「でたよw思わせぶりなため息」
「『どうしたの? 』って聴いて欲しいんだねww 」
そこで煽るのをやめないのが双子姫のスタイルです
↓
・2コマ目
ピキキキキッ
クマさんの白いコメカミにいくつもの青筋が浮かびます
「うぅん……そぉだったねぇ……」
しかしクマさんは持ち前の高い忍耐力でもって怒りを無理矢理ねじ伏せてみせました
格闘技で例えるなら柔術使いのようなテクニシャンです
「そうだったそうだった。うん。ごめん。君らとはほぼ会話が成り立たないの忘れてたよ」
クマ・アルカイック・スマイルです
明らかに不服そうな双子姫の表情
ここでコジ―が出しゃばります
「いやそれ、どう見てもそれライフルじゃ……」
↓ (*´・д・)ソレデソレデ?
・3コマ目
「グルァッ!! (攻撃!) ギャァアアアッ!? 」
「クキィッ!? (被ダメ) ギャァアアアッ!? 」
「クマの つうこんのいちげき! 」
コジ―は横殴りに張り倒されました
しかし怒りに任せ咄嗟に血みどろの左腕で殴ったクマさん
セルフで痛恨のダメージです
「「ああああああっ」」
加害者と被害者が共にのたうち回ります
↓
・4コマ目
――2分後
のたうち回り過ぎた2匹はとうとうケモノのくせに虫の息です
からの~
クマの懇願です
「と、とりあえず回復魔法を頼めるかな? 」
「手間のかかるクマだなおい」
「ごめんね~(ピキキッ)」
「も~タダじゃないよ? ホイミ? ケアル? どっち?」
「そこはDQでもFFでもどちらでも」
シャミの回復魔法で
クマさんの傷はたちまち治されました
ちなみにいまさらですが
双子姫はLV80を超えています
コヒは黒魔法剣士
シャミは白魔法尿撃手
……だったのです!!
To be continued...