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第9話

魔物案やスキル案があったら教えて下さい!

俺は目が覚めると木にもたれ掛かっていた。


「んうぅ、おっ!生き返ったのかな?」


俺は体を動かしてみるがしっかりと動く。


「よし!これならいけるな。たしかアイリスは北に行けば都市につくと言ってたけど北ってどっちだ?」


サバイバル術なんて知らない俺にはこういう状況で方位を知るすべも知らず、木に上って回りを見ても木しか見えずにいた。


「俺これからどうすればいいんだ?」


困り果てた俺は木の枝を一つ拾い


「しょーがない。枝を立てて倒れた方向に進むかー」


俺は枝が倒れた方向に進むと、白いホワイトウルフに会った。


「なんだ、お前かあ。お前はもうダンジョンで倒して鉱石化を試してあるんだよなあ」


と言いつつも刀を抜き、ホワイトウルフが突っ込んできたところを横に避けてホワイトウルフの首をはねた。


「おぉー!刀を片手でふっても普通に斬れるな!これが刀術のお陰なのか二刀流のお陰かは分からないけどな」


アイリスに強化してもらった上級鑑定を使って食べられる木の実を食べながら進むと道に出た。


「よしっ!ここはク○ピカ理論を信じて右に行こう」


数十分歩くと森を抜けることが出来た。何体か魔物に会ったがダンジョンで既に会っていたため即首チョンパで終わらせた。


「森を抜け出しても草原かよっ!まぁ道は続いているしそのまま進めばいいだろ」


歩くこと数時間何も人工物が見えないでいた。


「もう日も傾いてきたし、もしかして俺は野宿をするはめになるのか…」


それなら木の上で寝たいと思った俺は引き換えそうと振り替えると馬車がゴブリンを2、3メートルぐらいの高さにした魔物に襲われていた。


「あれはオークか?頑張って抑えているようだけどあれじゃあ時間の問題だな。助けに行くか」


俺は縮地を利用して急いで向かうがさっきより戦っている人数が減っていた。縮地で近づき横に薙ぐが、大きいからだと厚い脂肪のせいで断ち切れず、切り傷をつけるだけで止まってしまった。オークが振り向き様持っていた棍棒で殴りかかるが咄嗟のところで縮地を使い、避ける。


「これがアイリスの言っていたスキルレベルが高くてもステータスが低いと意味がないというのはこういうことか。なら肉が薄い首や間接を狙っていく!」


天駆と縮地を併用して縮地の最中に刀を振るい、縮地の速さと刀を振る速さを掛け合わせて首を断ちきる。


「よしっ!まず一体!そのまま他の二体も断ちきってやる!」


二体のオークも似た方法で倒し、馬車の周りにいた人たちの人数を確認すると俺が着いたときからは減っていなかった。


「大丈夫でしたか?」

「あっ、はい!助かりました!」

「すみません、もう少し早く気づけてけていれば全員助けられかもしれないのに…」

「そんなこと思わないでください!もしあなたがいなかったら私たちは全滅していた可能性もあったんですから!でも不思議です。この森や草原にはオークはいないはずなんですが」

「そう言われると気が楽になります」


肩の荷が下りたような気がした。


「あっ、すみません、申し遅れました。私はエリーゼ・ネキネと申します。この先の都市サンクトスでネキネ商会の会長をやっています。エリィと呼んで下さい」

「自己紹介もまだだったな。俺の名前は刀哉だ。これからよろしく、エリィ」

「それでトーヤさんはサンクトスに行くんですか?」

「いや…一番近い都市に行こうと思ってたんだが、サンクトスがここから一番近いのか?」

「そうですねここから馬車で2、3時間ぐらいでつきますね」

「じゃあ、俺もサンクトスを目指すかな」

「じゃあこの馬車に乗っていってください!助けてもらったお礼です。」

「お言葉に甘えさせてもらうかな」

「はい!」


俺がエリーゼと話している間に治療が終わり、出発した。もちろんオークの鉱石化は忘れずにした


ーーーーーーーーーーーーーー

オーク鋼

鋼並の強度があり、硬く靭性を

もつが加工が難しい

鍛冶・錬金術lv4以上で加工可

ーーーーーーーーーーーーーー


意外といい鉱石が手に入りほくほくとしていると


「さっきは助かったぜ、トーヤ。俺の名前はエルドだ。よろしく頼む」

「あぁ、こちらこそよろしくな」

「でだ、お前俺のパーティーに入らないか?俺たちは冒険者でパーティーを組んでるんだかどうだ?」

「遠慮しとくよ。俺は冒険者になるつもりだけど、旅をするからパーティーメンバーを巻き込むわけにはいかないんだ。俺がパーティーを作るなら別だけど」

「そうか…気が変わったら言ってくれ」

「そんときはよろしくな」


エルドやその仲間と話していると外壁が見えてきた。4、5メートル近くあり意外と高い。


「じゃあここでトーヤとは一旦お別れだな」

「ん?なんでた?」

「お前さんサンクトスに来るの初めてだろ?そういうやつは少し右にあるあの検問しなくちゃいけねえんだ」

「なるほどね。それじゃ行ってくるわ」


俺は検問に向かって走っていくと、検問には誰もならんでいなかった。他は普通に門を通っている。


「お?こっちの検問に来るやつは久しぶりだなあ」

「え?なんで?」

「そりゃなんでって、そっちの方面に王都が有るからだよ」

「なるほどね。で、俺は何をすればいい?」

「まずはステータスカードを見せてくれ。ステータスは見せなくていいぞ」

「ほい」

「トーヤか。あとはこの水晶に手をかざしてくれ」


俺が手をかざすと水晶は青色に光った。


「よし!通っていいぞ」

「ありがとな」


検問を通過し、門をくぐる。


「あっ!トーヤさんこっちです!」

「おぉ、エリィ待っててくれたのか」

「はい!トーヤさんに助けてもらったお礼がしたかったので。このあと時間ありますか?」

「逆に用事というものがないな。」

「なら歩きながら話しますか」


俺たちは話ながらネキネ商会に向かう


「えっ!?お金持ってないんですか?」

「ちょっと訳ありでな。あっ!ネキネ商会って鉱石の売買してる?」

「一応していますが」

「じゃあこれ売れない?」


俺はさっき手に入れたオーク鋼をアイテムボックスからとりだす。


「トーヤさんって、アイテムボックス持ちなんですか?」

「え?そうだけど…そんな珍しいか?」

「意外と珍しいですよ、一万人一人と言われているぐらいですから」

「マジかー」

(アイリス、こんなレアスキルをくれてありがとう)


俺はこの気持ちがアイリスに届くといいなと思いつつ、エリィにオーク鋼の鑑定を頼んだ。


「この鉱石どのくらいの額になりそうか?」

「この鉱石どうしたんですか?初めて見るんですが………もしかしてトーヤさんって転移者だったり、転生者だったりします?」


俺はこの言葉を聞いて無表情を通せなかった。


「その反応だけで十分です。これはトーヤさんの固有スキルで作りましたね」

「まさかそこまでバレるとはな…そうだ、これは俺の固有スキルである鉱石化で作った鉱石だ」

「ではこれは金貨15枚で買わせてもらいます」

「え!?そんなに高いの?」

「はい、強度もしっかりとしていて、硬いのでいい鉱石ですから。名の高い錬金術師が武器を作ればいい武器になるでしょう」

「よし!じゃあそれを金貨10枚で買い取ってくれ」

「金貨15枚じゃなくていいんですか?」

「その変わりにこの世界の常識を教えてくれ」

「そういうことでしたら、わかりました」


生き返って初日で、俺はこの世界の常識を気にせずに話せる相手と常識を学べる手段を得られてよかった。そのあと俺はネキネ商会で泊まった。





お読みいただきありがとうごさいます!

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