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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

こんな学校があるわけない!「短編集」

教室の頂上戦争

作者: 鶏肉

はいはーい。こんばんは、こんにちは、おはようございまーす。

俺っち高校2年生のポン沢諭吉ともうします。

なんと俺っち超能力者、クラスでも毎日自慢しちゃってるよ。だーれも見向きもしてくれないけどね!


「というわけで!今日も超能力を見せつけちゃうか!ね!先生!」


「授業の邪魔になるから座ってろ!!」


んー、怒られちゃったねー。

僕ちんはここで仕方なく机に座った。そ、机ね。椅子じゃないよ!!

本当これ迷惑だよね。自分でもそう思う。


「コラ!ポン沢!机にすわるんじゃぁないぃ!!」


…うるさいね。

まあ、授業中だし怒られるのも仕方ないけど、ここら辺で僕っちの超能力タイムといきますか!

僕ちゃんは机の上に仁王立ちすると、そこで、教科書を顔の前に構え、その場で静かに静止した。


「貴様ぁ!!いい加減にせんかぁぁ!!」


その瞬間、先生の指から閃光のようなものがはしり、チョークが僕ちんの額前まで急接近した。

そう、僕ちんはこの瞬間をまっていた。


「ここだぁぁ!!!」


俺様はチョークをイナバウアーをするように躱し、そのまま後ろからついていくようにダイブする。

そう、みんなならわかるね?俺ちゃんのしたいことが…。

まあ、僕ちゃんはわかんないけど!!


「後は任せたぞ健二ぃ!!」


「フッ、やはり俺の出番が来たか。諭吉もまだまだだぜ!!」


刹那、チョークは健二の額に突き刺さり、反動で健二は後ろの黒板までぶっ飛んだ。


「健二ぃぃぃ!!…まあいっか」


僕ちゃんは空中に浮遊したまま先生の方へ振り返り、チョークを袖から何本も構え出した先生を睨みつける。


「くっ…よくも!よくも健二をぉ!!!」


「いや、今まあいっかって…言ったよね」


僕は、先生のチョークを全て見切り、手刀で叩き落としていくと、最後に先生の頭の上に乗っているものも、手刀で斬り落とした。


先生の頭の上に乗っていたその、フサフサした物体は、何も音をたてず、静かに地面に落下する。


「…この、腐れ外道がぁぁ!!」


突如、先生の体から金色の謎のオーラが発せられ、近くにある黒板や、近くの生徒が消し飛んだ。


「なっなに…。先生にこんな力があったなんて…」


「フッ、悔しかったら。泣いてヅラを拾うんだなぁ!!」


先生はあり得ないスピードで俺の方へ移動すると、俺っちの襟を一瞬で掴み、そのまま後ろの黒板まで一気に衝突した。


ちょうど黒板にめりこんでいた健二とぶつかり、健二から悲鳴があがる。


「この、強さ…。戦闘力53万程度か…」


「もうお前に勝ち目はない!!悔しかったらヅラを拾って大人しく席に着くんだなぁ!!」


くっ、このままだと、負ける!


そんなはずは…ない!!


「残念だったな先生…俺は今、程度…と言ったはずだ。この意味がわかるか!?」


「諭吉はいはいはーい!俺わかったよ!はい!はい!」


「じゃあ貫太君!!」


「今は自習ってことだよな!」


「…そういうことだぁぁ!!!」


僕ちんは、ここで必殺、健二落としを発動し、先生の太陽のように輝くてっぺんに健二のモサモサした頭を叩きつけた。

そうした瞬間、教室はマグニチュード11ぐらいの震動で上下左右いろんな方向に揺れ、そのまま真っ二つに分断された。


先生は健二と共に教室に空いた三階ぐらいの高さの穴に落ちていき、そのままヅラだけを残して姿を消していった。


こうして俺たちは先生という名のボスを倒し!自由を取り返したのである!!

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― 新着の感想 ―
[良い点] バカバカしいけどきらいじゃない! 何時までも少年の心を持ってつまらない大人にはならないでください!
2015/08/20 06:35 退会済み
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