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どうか1秒でも、君の側に

作者: 星ノ宮 紫希

僕の時間(とき)の歯車は

あの日

あの場所

あの時間

過去のまま全て止まってしまった


どうして?

どうして最期の瞬間ときまで

側にいてあげられなかったんだろう


苦しいと叫んでいた

悲しいと泣いていた

声にならない声で

でもそれは

君一人でいる時に見せた

孤独な感情


そんな辛そうに笑わないで

そんな悲しい目をしないで


僕ができるのは

ただ抱きしめてあげることだけだけど

君の苦しみを

辛さを

悲しみを

嘆きを

全部全部受け止めるから



あぁ

”――神様”

そんな存在がもしいるのなら

あと少し

あと少しでいいから

「どうか――」


そう何度も願ったけれど

“神様”は叶えてはくれなかった


僕は大声で

叫んで

嘆いて

泣いた


でも今やっと

僕は決めた


この先何度未来を巡ることになったとしても


君にもう一度出逢えるのなら

僕は何度でも生まれ変わって

君に逢いにいこう


もう一度

笑いあうために


もう一度

“好き”と言うために


もう一度

君と出逢うために


何度でも

何度でも

君を見つけだすから


どうか待っていてほしい

君の名前を呼んで

必ず 抱きしめにいくから




読んでいただきありがとうございました。

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― 新着の感想 ―
[一言] こ、更新されてる!! 気付かなかった!!(*´∀`*) きゃぁー! 愛だね!! こんなこと言われてみたいよ、ほんとうに。 時間と瞬間を『とき』って読ませるのが好き。 やっぱ紫苑ちゃんの…
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