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シェールのシュヴァリエ  作者: 岩戸 勇太
紋章(エスカッション)
68/176

起こされる

「立てこもり決定だ。俺はここから絶対に出ないからな。無罪が証明されるまで!」

 布団の中から出ようとしない当一に、シェールは渋面を作った。

「無罪も何も、あなたには何の容疑もかけられていませんよ……当一さん」

 そこに祥子がやってきてそう言った。丁寧な言葉使いをしているが、その言葉を聞くと耳がぴりぴりするような感覚を感じて、胸が恐怖によって強烈な圧迫感に苛まれる。

「祥子様……教えていただいてありがとうございます……それは、無罪を証明される事よりも喜ばしい事です……」

 布団の中から顔を出した当一は、祥子から発する強烈な圧迫感を感じながらそう言った。

「当一さん。シェールちゃんはこれから買い物に行きますから案内をしてあげなさい。こんなおばさんの着ているものと同じものなんて、いつまでも着せていてはかわいそうですからね」

 シェールは鎧を脱ぎ捨てて洋服を着ている。祥子が着ているのを見たことがあるものであった。

「おねがいしますよ」

 祥子はそう言うと、リーシアの方に視線を向けた。

「リーシアちゃんも、そろそろ起きましょうね」

 そう言われると、リーシアは体をビクッとふるわせた後に跳ね起きた。一体何があったんだ? といわんばかりに辺りを見回し始める。

 ただの主婦が発しているとは、とうてい考えられないような強烈な威圧感を、リーシアも感じたのだろう。

「リーシアちゃん。布団は片付けておいてくださいね」

「え……はい」

 リーシアは、状況をよく分かっていない様子で返事をした。

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