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プロローグ

空に浮かぶ赤と白の2つの月を見上げて、わたしは溜息をなんとか喉奥に押し留めた。

現在位置は王宮、その真ん中にある豪勢な庭。

周りには綺麗な花が咲き乱れていて、それが月明かりに照らし出されてなんとも幻想的な風景だ。

遠くから聞こえてくる喧騒にしばし耳を傾ける。今宵の宴の主役である2人を中心に盛り上がっているんだろう。

今夜の宴は、この国の王子とその恋人の婚約祝いだ。

もちろんわたしも心から祝福を送った。だけど、みんなが酒を煽り始めて宴というよりも宴会に変わり始めた頃にそっとその場を抜け出した。

なんとなく、1人になりたかったんだ。

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