煙草を吸ってみた。
今日は、初めて煙草を吸った。周りの友達や同僚がおいしそうに吸っていたけど、私は今までに一度も吸う事はなかった。吸えばやめられなくなると思ってたし、そうなれば定期的に煙草を買わなくてはいけない。煙草は酒と違い、100害あって1利なしだと、吸う人は私に言い聞かせた。だから、吸うなと。健康と金が無くなるだけだと。そういう負のスパイラルに迷い込んだ先人の知恵を聞き、吸わなかったわけじゃないのだが、とりあえず、今までに吸うことはなかった。
でも、死ぬまでに、1度くらいは吸ってみたいと思ってた。
だから、吸った。
全然おいしくない。口の中が、超にがいし、頭ふらふらするし。友達が昔吸っていた煙草をなんとなく覚えていたので、それを買ったのだが、こんなのを毎日吸うなんて、罰ゲームの領域だろ。頼まれたって吸わない。でもまあ、貴重な経験ができた。近くの公園に住んでいるオジサンにあげることにした。オジサンは黙って、お返しのつもりであろうか、はがきサイズの謎のちぎり絵をくれた。貼り方が汚すぎて何を表現しているか全くわからないが、裸の大将にでも憧れているのだろう。私の遺品が一つ増えた。