表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/2

ミーちゃんのところに行ってきた。

私はいつ死ぬのかわからない。


いや、まあ、誰だっていつ死ぬのか分からないけど、私の場合、そのニュアンスが、ちと違う。人は寿命をまっとうするのがベストな死に方だと、なんとなく、そう思っている。事故や病気で突然命が無くなる事もあるわけだし、そういうのは、残念な死に方なのだと。なぜそう思っているか理由は分からないが、そういう思想が人間として当たり前のような環境で生きてきたから、そう思っているのであろうと解釈してほしい。


今日は親友であるミーちゃんの所へ行ってきた。お別れの挨拶に。お世話になった人には極力、きちんと事前にお話しをしておきたいのだ。ミーちゃんも、旦那さんも、最初はびっくりして冗談半分に茶化してきたが、誠心誠意お伝えしたところ、小1時間かけてお伝えしたところ、ちゃんと分かってくれた。さすがミーちゃん。物分りが良い。これが最後になるかもしれないから、デジカメで記念撮影もしてきた。幸い、私にはまだ子供がいない。もしいたとすれば、それはどんなに悲しい事だろう。ミーちゃんの出産予定は半年後だが、それまで生きていられる保証もない。だからお腹の中の子供にも、ちゃんとお別れを告げてきた。名前は、聞かないことにした。


私は、いつ死ぬのかわからない。

でもたぶん、もうすぐ死ぬと思うんだ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ