第1話 『初めまして多々野 ヒトリですYO!』
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『ナレーター』
『多々野 ヒトリ』
『ほか生徒』
\キーーン コーーン カーーン コーーン/
清々しーーいー。雲ひとつない空の下。
若人の元気なあいさつが飛び交う学舎で。 「おはよー!」「あ、おはよー!」
男達は、とある男に闘志を燃やしていた!
とある男子生徒に集る強面♡な男たち。
「おい、多々野よ〜ナメてんじゃね〜ぞ!」
「なめてません」
「いくら女の子にモテるからってお高く決まってんじゃね〜よ!」
「キメてません」
「スカしちゃって・・・カッコつけてるつもりか〜い?」
「いえ、何にも」
あ〜歩きにくいな〜朝ぐらい落ち着いて登校させてくれよ。まったく・・・
いつもこれだ・・・
前方から女子集団がゾロゾロと目を光らせてやってくる。
「きゃー!多々野くーん!おはよー!」
「今日も素敵ね!」
「歩いてるだけでかっこいー!」
す〜〜〜〜〜ん・・・
『きゃーーーー!♡』(バタン!)
あ〜騒がしい、昔からこうだ。
俺は、一人が好きなの!誰にも指図されずに自由にのんびり過ごしたいの!
彼の名は、『多々野 ヒトリ』高校2年生
実はヒトリ君、一人がとってもとーても、だい好きなソロ活リスト。通称『ソリスト』⭐︎
彼は毎日、ソロキャンプ、ソロサイクル、ソロカフェ巡り、ソロ映画、ソロ音楽鑑賞、ソロ読書、
ソロ歯磨き、ソロトイレ、隠れソロ活動など全てをソロりソロソロと行うのが趣味であり生きがいであるなのだが・・・
どんーーな運命のイタズラか、因果なのか?知らないが、彼は、実は・・・
うらやましー!ぐらいモテる。モテる!!めちゃくちゃモテる!『モテリスト』なのだ!
彼は、モテる事が嬉しくないのである!一人が好きなのに、勝手に人が寄って来る・・・
天性のハーレム者なのだ!うぁははははは!ウッラやましーーー!Fuー!Fuー!パラリヤパラリヤ!
「朝からナレーションがうるさい!」
あ、これは失礼!
おっと、前方から二つ結びのきゃっわいー女の子が来ましたよ!
「おはよー多々野くん。あの、もしよかったらこのクッキー食べて」
すると周りの獅子(女子)たちがこぞってきたぞ!
「私のも!」「うちのも!」「これ!」「食べて!」
さぁどうする多々野くん!どう避けて行くのか?
「ごめん、朝から胃の調子が悪くて・・・」
『3・・・2・・・1・・・』『パン!』
さぁ!一斉に獅子(女子)たちが胃薬を買いにスタートした!
「私!」「買って!」「くる!」(ビューーーン!)
いやー見事な走りです!先生たちも声援をくれております!
「コラー!もう直ぐ、予鈴だぞ!」
見てください、多々野君の表情。
『ドーーーン』(重ぉぉぉ)
まぁ、素晴らしいお顔だこと
「あぁ今日もしんどい・・・」




