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2朝 起き上がるのが難しい朝
目覚ましが鳴る前に目が覚めた。
窓の外はまだ青く、世界が息を潜めている。
いつもなら、すぐに体を起こしてランニングに出るはずなのに――今日は、なぜか体が動かない。
布団の中の温もりが、朝の冷気よりも強く、少しだけ心を縛っていた。
無理に立ち上がるのはやめて、天井を見つめながら深呼吸をする。
昨日の疲れが残っているのか、それとも心が少しだけ休みを欲しがっているのか。
そう思うと、少しだけ気持ちが軽くなった。
スマホでお気に入りの音楽を流し、コーヒーの香りを思い浮かべる。
「もう少ししたら起きよう」と、自分に小さく約束する。
焦らなくても、朝は逃げない。
今日もまた、新しい一日がゆっくりと始まっていく。




