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俺、女子高生になりました  作者: アガッタ
第3章 俺、部活はじめます
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俺、部活はじめます Ex3 ~懲りないヤツ~

ここでは、恵理視点で物語が進みます。

水泳部の練習中、私は海美先輩の隣で泳いでいた。ふと、海美先輩の体がやけにラーメン臭いように感じる。

「先輩、ラーメンの匂いがしますけど?」

休憩中、私がそのことを海美先輩に告げると、海美先輩は顔を赤くして、恥ずかしそうにこれまでの経緯を話してくれた。陸玖くんに家系ラーメンを作らせることで、怜奈への熱意をそらそうとした、という彼女の作戦は、確かに理にかなっている。

「だから、しばらくの間は、陸玖が怜奈ちゃんに付きまとうことはないと思うわ」

海美先輩は自信満々にそう言った。私もそれを聞いて、ひとまず安心した。怜奈の悩みも、これで解決するはずだ。


練習を終えて更衣室に入ると、なんと怜奈が石化していた。不安になって何事かと駆け寄ると、私に気づいた怜奈が、そのまま泣きついてきた。

「恵理、どうしよう……! 何とかしてくれなかったよ……!」

怜奈の悲痛な叫びに、私は混乱した。どういうことだろう?

「実はね、体操部の練習中に、またしても陸玖のヤツがやってきたの!」

怜奈の言葉に、私は愕然とした。海美先輩の作戦は失敗したということだろうか?

「しかも陸玖のヤツ、私に自作のラーメンを提供してきたの……! ラーメン自体はすごく美味しかったんだけど、練習中にラーメンって!」

怜奈は泣きながらそう訴えた。練習中に自作のラーメンを提供する陸玖くんの行動は、確かに斜め上をいっている。しかし、まさか海美先輩の努力もむなしく、陸玖くんの情熱がラーメンごときで抑えきれなかったとは。

「うぁ~ん、恵理~、本当にどうにかしてよ~!!」

怜奈は、私に縋るように泣きつき続ける。あまりの怜奈の困りように、私も思わず提案してしまった。

「怜奈、もう諦めて陸玖くんと付き合っちゃったら? ラーメンも美味しかったんでしょ?」

私の言葉に、怜奈は顔を上げて、愕然とした表情で私を見た。

「嫌だ! 絶対に嫌だよ!! このままじゃ、貞操の危機だよ! 恵理、本当に何とかしてー、よぉ!!」

怜奈ちゃんは、頑なに拒否し、再び私に泣きつき始めた。彼女の女子高生ライフは、本当に波乱まみれになりそうだ。

俺、部活はじめます 本当に終

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