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風呂場

アネットさんに頼まれたので僕は風呂場のお湯をふかすことになった。



「熱すぎますわアネット!!」


「ごめん!!つ、つい師匠基準で!!」


「はぁ!?なぜ殿方の声がするんですの!!!!」



そういえばこの人とは初対面だ。


しかしどう説明すれば良いだろう?



「や、雇われましたっ!!」


「う、嘘ですわよね!?只でさえこの家の家計は赤字ですのに!?」


(さらっとヤバい話を聞いてしまった気がするぞ!?)



どうやらこの嘘はダメそうだ!!



「じ、事情があるんです!!僕アネットさんに頼まれて!!」


「わ、分かりましたからなんでも良いのでお湯!!」


「あ、あぁごめん!!」



僕は風呂場のお湯を下げる。



(まずったなぁ……)


「はふぅ~~丁度良くなりましたわ」


「なら良かったです」


「ところで貴方は何も…………きゃあっ魔物ぉぉぉ!!」


「!?」



風呂場に魔物だって!!やむ得ないごめん!



「ウォールブレイク!!」



バババンッ



僕は魔術で壁を破壊した。


剣は部屋だし、家を壊すわけにはいかないからこの魔術でこの威力なら……



「大丈夫か…………い、あっ?」


「………………なっ!?」



あられもない姿の金髪の女の子の姿。


け、結構大きい…………けど!!



「なななっ…………!!」


「ま、魔物は…………」


「チューチュー!!」


「ミ、ミチョハム……」



ほぼ人畜無害のミチョハムだ。


アンプラットと違って疫病も毒も媒介しない……



「あ、あ…………あな……!!」


「ゆ、湯……げで………………」




バチィィィィィンッ




「全く。サボって人任せとは何事ですのアネット……」


「すみませんエールちゃん」


「ぼ、僕は…………」



僕はアネットさんと共に正座させられていた。


どうやらエールさんと言うらしい。


彼女は直ぐに着替えると、金髪の髪をロールのツインテールにして場に現れた。


セットにすごい時間かかりそうだから手早くて凄いなぁと思っちゃうわけだけど……



「あ、あまりジロジロ見ないで下さるっ!!」


「あ、ごめんねエールさん……」


「べ、別に全く見てはいけない訳ではありませんから!」


「私が悪いんだよエールちゃん!騎士の人に私が頼んで……」


「そんな事分かってますの。貴方には後で個別にありますのアネット」


「う゛う゛っ……」


「先ほど誰か来ているとはクラリスから聞いていましたがまさか殿方とは…………」


「す、すみません。壁とはだ……」


「壁の事以外は忘れなさい」


「は、はいっ…………」



そ、そう言われると壁の事だけ逆に忘れてしまいそうだ。



「一先ず(わたくし)が声を荒げた事にも責はありますの。でもどうすれば良いですの?我が家には家の修繕が出来る者なんて……」


「なら僕が何とかするよ。壊しておいてなんだけど……ハハッ」


「出来るんですか騎士の人?」


「これでも色々修行したからね。材料になる木材は周辺に沢山あるし。ただ元の壁より良くなるかは……」


「構いませんの。我が家の生命線が使えなくなる方が問題ですわ。では頼みますわねボーイさん。力仕事に関してはそこのニートをバシバシ使って構いませんので」


「う゛……」


「ア ネ ッ ト ?」


「は、はい…………」


(一先ずは大丈夫そうで良かった……よぉし!!)



後は何とか壁を直さないとだね……


(続く)

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