ようこそ現実世界へ
ヨーロッパにはある町があった。
敵の国に占領されている。ボロボロになった町の中央では、敵兵が銃を持って町の人々を脅している
そこに小さな赤ちゃんを抱いた母親らしき女性が通りかかった。
兵士はその女性に近づき、その小さな赤ちゃんの顔を見て赤ちゃんをあやした。赤ちゃんは笑った。
兵士は銃を赤ちゃんに向けた。母親の女性は少し驚いた様子だった。
しかし兵士も人間だ。さすがに銃を可愛い赤ちゃんに撃つ訳では無い。
赤ちゃんは笑っている。銃を向けられても笑っている。
兵士が赤ちゃんに銃を向けてから30秒ほど経過した。
痩せ細った母親を見て、他の兵士は少しの食料と水を持ってきた。
母親が兵士に感謝を伝えると、銃を向けていた兵士は笑いながら赤ちゃんを撃った。
赤ちゃんは笑いながら死んだ。
あなたはそれでもこの世界に希望を持っていますか