おまけ:秘密の後片付け(Ver.セリア)
リアよりは起きる時間が遅くていいとはいえセリアもメイドの仕事があるため俺はそれに合わせて起き、髪の毛をツインテにしてやったら他の二人に比べて手抜きだのなんだのと文句を言われたのでその状態からアイロンで巻き髪にしてやったら気に入ったのか知らないが納得してくれた。
……別にツインテだけでも可愛かったのに。恥ずかしいから言わないけど。
なんてことを考えながら三日連続で同じ物を用意してやったあと、ふと昨日の夜のことを思い出した俺は空中に見えない地面を作りそれの上にセリアを立たせ…そこから落ちないよう後ろから左手を腰に回した流れで右手を上からスカートの中に滑り込ませると
「な~に、昨日あんなにしたのにまだしたいの? ミナも言っていたけれどソウジって意外と積極的よね」
「なあ、今セリアの目の前にある鏡にはどんな姿が映ってる?」
「どんなって、貴方が私のスカートに右手を入れている姿に決まってるじゃない。それがどうし―――んっ…ちゅ、んん……っ、ちょっ⁉ いきなりそこ…んんっ♡ 」
右手をスカートの中に入れておきながら最初はキスだけ…なんてことを俺がするわけもなく、それを下着の上から優しく撫でるように動かしてやるとセリアは切なそうな声を出したので
「なあ、今鏡にどんな姿が映ってる?」
「~~~……っ⁉」
起きる直前までイチャイチャしてたのもあって時間は掛からなさそうだな。
「こらこら、顔を背けちゃ駄目でしょ。……そういう悪い子にはお仕置きが必要ですね」
そう言いながら俺はセリアが履いているスカートの特性を活かして右手を鏡に向かって押し出すように動かすと、ボタンが全て外れそれは地面に落ちてしまった。
今日の下着はクリーム色と黒の二色というシンプルな組み合わせに可愛さと上品さを合わせたような感じでフリルが付けられているとは、昨日のもそうだけど一瞬で童○を殺せそうなデザインだな。
「あれ、なんかシミが出来てるけど…ここを押したらどうなるんだろうなぁ?」
「そこは……んんぁぁっ⁉ あっ、あっ、あっ、……分かっててやってるの、ズルい…んんっ、んぁ!」
「ほら、ちゃんと鏡を見てないと次何をされるか分からないぞ。そうしたら必然的に不意打ちとなって自分でも驚くほどの声が出ちゃって外にいる誰かに聞かれちゃうかもな」
そう言うとさっきまで下を向いていたセリアは更に顔を赤くしながら鏡を見つめだしたのでそれに合わせて俺は下着の中へと手を滑り込せ………。
あれから数分が経ち、そろそろ誰か来そうだし移動するかと思いながら下着の中から右手を引き抜き、それを目がとろ~んとし始めているセリアの口元に持っていって
「手がベタベタになったから綺麗にして」
「んっ、んっ……んじゅる、じゅる、…んっ、んんっ、……ぷぁぁ」
昨日からちょっと怪しいとは思ってたけど、やっぱりこの子はMだったな。まあ別に俺はSではないからこれ以上虐める気はないけど、続きはエメさんに連絡してからだな。
そう考えた俺はセリアが落ちないように気を付けながら左手でスマホを操作しようとした瞬間
「昨日は何時も通りの時間に洗面所に行ったら酷い目にあったからな、それの反省を踏まえて今日は三十分遅く来たけど……流石にここまでしたのに三日連続…とかないよな?」
やばっ‼ 完全に気を抜いてたせいでアベルが近づいてきてることに気付かなかったぞ。クッソ、取り敢えず足止め、いやそんなことする前に日本の家に転移するか? あー、でもバケツの中身を片づけないと。
「今日は無事洗面所に入れま………ぎゃあああああ⁉ 目が、目が暗闇に飲み込まれていくーーーーー‼」
「ナイスだセリア。ご褒美に後でめちゃくちゃ可愛がってやる。ということで日本の家に行くから俺に抱き着いてろよ」
その後、約束通りめちゃくちゃ可愛がりながらセッ――したら物凄くセリアが可愛くなったせいであっちの家に帰る頃には昼前になっており、一応エメさんにはセリアを借りていくと連絡をしたもののそれをよく思わなかったミナとリアに怒られてしまった。でも
『しょうがないじゃん、君達二人はセリアと違って朝から忙しかったり日中仕事があったりで時間が合わないと今回みたいなこと出来ないんだから』と言ったら速攻で許してくれた。
そのため本心とはいえ今日はスグに納得してくれてラッキーとか思いながら自分の席に座ると先に俺の座っていたマイカが小声で
「あらかじめ会議の予定を午後からにしておいた私に感謝してよね♪」
「おいおい、まさかとは思うけど俺の行動を先読みして今日の予定を組んだとか言わねえよな」
「さあ、どうだろうね~」
俺がこの家の中で一番注意すべき人物はティアよりもこの子かもしれない…というか隠し通せる気がしねえぞ、マジで。