なろうに投稿して思った事なんかを書いてみる
「読みたいと思う作品見つからないなぁ」
なんて思う時、読み専の人ならあるんじゃないですかね?
そりゃ読みたいジャンルで面白いと思える物ってそんなに多くないですからね。
無名作品の発掘なんて面倒ですし、全作品読めるほどに時間も集中力もないですし。
まぁこれ全部俺が読み専の時思ってた事なんですけど。
「追いかけてる作品の更新あるまで書いてみようかな」
そんな軽い気持ちで始めた執筆だったりします。
なにせ追いかけるためにはブックマークしたい訳で、そうなるとアカウントが必要です。
アカウントがあれば書いてみたいと思うのも不思議じゃないと思うんですよ。
俺だけですかね?まぁ俺だけでもいいんですけど。
さて、ここまでは執筆を始めた理由ですね。
そしてここからは書いてみて、この小説家になろうというサイトに関して思うところ。
ここからがやっとエッセイと呼ばれる物になるんじゃないですかね。
前置きが長いのは先の短編集見てもらっても分かるとおりいつも通りです。
→https://ncode.syosetu.com/s6298e/ (露骨な誘導)
で!ですよ!この小説家になろうってサイト、実は小説家用のサイトじゃ無いんです!
まぁ少なくとも俺がそう思ったというだけの話ではあるんですけどね。
なぜそう思ったか、それは新規作家は基本多くの読者の目に触れることなく埋もれていくからです。
それは恐らく作品の善し悪しに関わらずで、埋もれてしまった名作はかなりあると思われます。
そして埋もれてしまったが故に生み出されなかった作品、特に連載モノではエタってしまって完成まで行けば名作になったかも知れないモノも多数あるだろうという事です。
まぁ俺が書く小説と呼ぶのもおこがましいようなモノはとりあえず棚上げしておくとして、それらがなぜ埋もれるかについて書きましょうか。
基本的に読み手に向かって何かを言ってもどうしようもないので、基本サイトの仕様について書きますね。
まず一つめ「新着表示がすぐ流れてしまう」
これはもうどうしようもないですね。このサイトに限らず、ユーザー数の多さがサイトの強さの指標とも言えますし、多くの投稿者が居るのならば流れが速くなってしまうのは止めようがありません。
なので新着リストを表示させた時に「目に付くタイトル」を付け、その上で「引きこまれるあらすじ」を書く必要があります。え?それは流れなくても必要じゃないかって?まぁそうなんですけど、極端な話もし投稿が一日一本のサイトだとしましょう。とりあえず興味を引かないタイトルでも最初の数行くらい読みませんか?読むつもりで来てるのに「タイトルが合わない」だけで引き返す人も中には居るでしょうけど。
そういう訳で「長ったらしい説明文的なタイトル」が溢れる事になっているんだろうなぁと推察されます。実際投稿した短編もタイトルらしいタイトルはアクセスが伸びにくく、完全に広告をパクったタイトルは3桁のアクセスも無かったですからね。いや考察するにも数が少なすぎますけど。
というかこれは書いてみての考察ではなく、俺が読むときにどういう行動をしているかを考えた時の考察だったりします。タイトルで惹かれない新着を全部読めるほど時間もないです。これが読み手としての正直な意見。
二つめ「再浮上の機会はほぼない」
先の新着表示から埋もれるのは仕方ないです。例に上げた投稿が一日一本のサイトなんて見に来る人ないでしょうしね。で、埋もれたものはどうなるかって話です。基本的に短編では一発投稿したら終わりなので再浮上はほぼありません。一応レビューが書かれれば新着レビューから浮上する事はあるでしょうが、埋もれて見向きもされなかった作品に誰がレビュー書くんですかね?副垢ですか?アウトですよ。ギリギリを狙って知人に依頼程度にとどめます?グレーな気がしますね。
その点連載モノは続きを投稿すれば再浮上できます。ただしトップページ見ると分かりますけど、連載の更新のお知らせって下の方なんですよね~。埋もれやすい短編と完結済みへの救済なんでしょうけどね。あ、スマホでは折りたたまれてるのであんまり関係ないですね。
しかし、読み専だった人から言わせてもらうと、更新の所に載った作品を見て「ジャンルヨシ!タイトルヨシ!あらすじヨシ!」と現場猫のように確認して読んでみようかと思うわけですが(全200部分)とか書かれてると……うん!無理!!ってなるんですよね。今から追いかけるには200話はつらい。いや嘘つきました、50話でもつらいです。
実際には一話あたりの文字数にもよるわけで、(200部分、一部分あたり平均2000文字)みたいにしてもらえるともうちょっと取っ付きのにな、と思います。まぁ個人的な意見ですけど。エッセイってそういうもんだし好きに言っていこう。(ちなみにここまでで2000字ちょい超えました)
三つめ「結局ランキング頼り」
上二つの理由やら他のその日の気分とかいう理由で結局行き着くのはランキングなんですよね。しかたないよね、自分で名作やら合う作品探すの面倒なんだもん。人間そんなもんです、娯楽に勤勉さなんて必要ないんだから楽に面白い作品にぶつかるランキングに頼るのは仕方ないシカタナイ。
長々と書いてますが、結局のところ「ランキング頼り」なのがこのサイトなんだなぁっていう結論ですね。いや、読み専やってた時に気付けよ俺。そしてこれは前に活動報告でも書いたんですけど「リツイート機能が欲しいなぁ」って話に繋がるわけです。まぁレビューがその役目やってるとも言えるんですが、「同じジャンルが好きな人同士のグループに”無言で”小説を回す」っていう機能がいいなぁと思うわけです。だってレビュー書くのってなんか躊躇いません?自身の感想やらを添付しないといけないんですよ?「私絶対読み専ですから!」なんて人だったら書けませんよ。いや布教大好き読み専が居ないとは言いませんが、布教できる語彙力あるなら書き手に回って欲しいですね。
そんでもって回ってきたのを読んで面白かったら追いかけたらいいじゃない?その機能がないからみんなツイッターで作品投稿のツイートリツイートしまくってるのかなぁ……あまりに多い上に好みのジャンルが流れてくる訳でもないから非表示にしてるんですけどね。
あとはジャンルやタグが設定できるなら過去に読んだ作品や評価した作品の履歴を元にオススメ表示してくる機能とか欲しいですね。つまりamazonやYoutubeのあの機能ですね。世の中には小説スコッパーなる人が居るようですが、それを公式が「この子あまりにビュー数少ないからオススメしといたろ」ってノリで投げてくるんですよ。新人発掘にはそこそこ効果的だと思うんですけどね。まぁジャンル付けが曖昧なものも多いのでジャンルが同じだからって理由だけでオススメ表示するのは難しいかもしれないけどね。
そういった機能が無い今のこのサイトでは新人が育つ土壌は無いです。ぽっと出てきた人は恐らく元々小説を書ける人で、なおかつうまいこと評価してくれる人に読んでもらえた強運の持ち主って事でしょうね。少なくともこのサイトでスキルアップしてのし上がってきたって人ではないんじゃないかと思います。
なぜそう言い切るかというと、このサイトの感想機能使う人が少ないってのが理由のひとつですね。感想がなければ何が良くて何が悪いかも分からないままです。そんな状態で投稿しててもスキルアップできないですからね。
しかも感想を貰えるようになるにはまず読んでもらわないといけない、つまりランキングに乗らないと……となってループが完成します。やったぜ!
結局何が言いたいかというと、このサイトは「小説家になろう」と名乗っていますが、このサイトに投稿したからといって小説家にはなれないという事です。「小説を書けば読まれなくても小説家だ」というスタンスなら間違いではないんでしょうけど、少なくともプロを目指す人が利用すべき場ではないです。俺にみたいに脱線しつつも文章を作ることでストレス解消してるような人が使うのが一番適してる気がします。
そういうサイトだから読み専の人も高望みせず駄文の海を漂流するか、もしくは「今話題のなろう小説」をランキングから読むに留める事をオススメします。
ガチ考察する気もないのでこれで最後にしておきますが、このサイトの行く先の不安について語っておきます。
今は多分「なろう小説ブーム」みたいなものだと思います。2000年代あたりですかね「ケータイ小説」が流行って「ガシッ!ボカッ!私は死んだスイーツ笑」ってのが流行ったのは。いずれアレと同じように忘れ去られる運命にあるんじゃないかと思います。というかこのフレーズ自体久々に思い出しました。いい時にいい文を思い出してくれる俺の脳に感謝です。また脱線したけど、それらと同じように「転生チートハーレム」という「なろう小説」もいずれ風化して忘れられるでしょう。それ自体は別に問題ないんですけど、問題は「なろう小説専門サイト」というイメージを払拭できなければこのサイト自体も寂れていくだろう事は問題かなと思います。まぁ先の「ケータイ小説」もスイーツ(笑)専門サイトではなかったのでその例からも明らかですよね。これを運営はどう考えて対応するのだろうと期待と冷やかし半分で見てみたいと思います。少なくとも今の状況は「なろう作者の、なろう読者のための、なろう好きのためのサイト」になっているなと思います。テンプレ使わない作品はすぐ埋もれますからね。テンプレ使っても埋もれるらしいですけどね。
はい、約一ヶ月間投稿してネタ切れを起こした一守です。
なんだかんだ言いながらも今後も投稿していこうとは思いますが、週2投稿はこれで終了しようと思います。
今後はのんびりと不定期に思いついたネタで投稿していければなーと思います。
一応シリーズモノとして書いていた短編たちの最終回的な何かは書き進めている途中なので、それは近々投げ込む予定ですが諸事情でやる気が失せちゃってるのでいつになるかわかりませ~ん!
ではではお疲れ様でした。 (カズモリ)