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花火
大きな音を立てながら 真上に咲くのは
色とりどりの大輪 降り注ぐ淡い光
一瞬でいいから 私を視界に入れて
やっと来れたの 楽しみにしてたから
私は貴方のことばかり見てる
無言で繋いだ 手から伝わりそうなほど
私の心は 貴方だけで溢れてる
でもその目は 一体何を映すの?
少し早めの歩調で 先を歩く姿
大きな背中は何故か 遠く感じられた
汗を拭く時や 飲み物を飲む時に
何でもないように 手が解かれるから
不安が激しく私を責める
「綺麗だ」 見上げた 先の花火が心に
小さな染み一つ 残してから消えていく
貴方は今 どんなことを思うの?
明日を選んで 今日を捨てるのは
何よりも怖い未来
見上げた私の この目は確かに
花火と貴方の笑顔が映るわ
抱き締められると もう少し傍に居れそうで
私の心は こんなにも満たされる
今貴方は 私を見ているでしょう?
歌詞。
普通に詩か小説にしようと思ったけど、ひさびさに歌詞を書いてみた。