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ハッピーエンド
あの夢が正夢になればいいのに。そして綺麗な桜が咲けばいい。
願った。心の底から願った。
ハッピーエンドを。僕の一区切りのハッピーエンド。これからも続くであろう未来の、一つのハッピーエンド。
イメージ出来ればリアルに出来る?信じていれば叶う?
僕は信じた。イメージした。必ず来る未来は、目が眩むほどに美しいと。
だからきっと目を開ければ先は、望んだ景色。高台から臨む僕の舞台。
夢は所詮夢と言えるけれど、それを夢のままで終わらせないように。
僕はハッピーエンドを信じて朝日を待つんだ。
切に願う。