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Big Sky High  作者: kanoon
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白紙色。

白紙の用紙に云いたいこと、云えないこと、つらつら並べて。

見損ねた人々を必死に避けて。

あーもう嫌いやねん、自分。

その「自分」は、"わたし"?それとも"あなた"?

ワケのわからぬ見世物に戸惑いながら、数時間後の幸せに浸る。

ほんとは今スグここを飛び出したいよ。

見えない羽でも広げて、「さよならや」って。

キミの手に縋るために、こんな稚拙なトコは抜け出して。

見えない文字は、私のものじゃない。こんなに汚く書かれへん。

そんな読めないような字で、何度「嫌い」を重ねるの。

だから嫌いやねんて。もうこれ以上は。

砂の上にやたらと文字書き。それはすぐに波に攫われるけど。

だから意味分からへんて。

イライラするのをとめられずに、今日来なきゃよかったって。

その蚯蚓の這ったような字のある紙をぐしゃぐしゃにしたくなる。

・・・・・・意味、分からへん。


慣れなかったはずの標準語に慣れてしまったから、

「意味分かんない」って人の中で呟いた。

知らない知らない、友達なんていない。

周りの人は、只のヒト。あ、他人って云うんだっけ。

なんでか慣れて落ち着いてしまった言語に埋もれるうちに、

自分自身を見失ってしまったようだよ。


云いたかったことはそれだけ?

「長文乱文すみません」って誰に対してもなく付け加え。

何が言いたかったかなんて、分かるわけ、ないやろ。

残ったのは眩暈だけ。あと、イラつき。

こうしたの意味ないじゃん、・・・・・・やろ?


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