表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Big Sky High  作者: kanoon
50/100

sympathy

廻って廻って、また巡り合う。





夜桜が泣いた


微かな電灯の灯りを


その胸に宿して


私は遠くから


夜桜を眺めていました



世界はまだ


廻っているのです



届かない月に思いを馳せた


そんな淡い夜桜と同じ


届かない貴方に思いを馳せた


私は惨めでちっぽけな存在です



それでも桜は輝くの


昼には笑顔を振り撒いて


孤独は無い、とでも言いたげに


楽しいからと嘘ついて


夜には孤独を寂しがり


世界の音を遮って


月の笑顔を望みつつ


眠りについてゆくのです



そんな私も同じでしょう


愛想笑いを振り撒いて


それでも心此処に在らず


夜は孤独を喰らいながら


貴方をしみじみ想うのです


そして貴方の笑顔を望みつつ


眠りについてゆくのです



いつか えいえん を知るときは


貴方の傍に居たい


眠る二人は寄り添って


幸せな顔をしてるといい



これは 馬鹿な女の戯言です





(今だけ、この世界の音が 無くなってしまえばいいのに)


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ