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プロローグ(3人称)

20XX年3月14日9:16天ヶ崎高校4階2年1組にて


「お前らも今日が2年最終日だ!先生はよぉぉお!本ッッ当ッッになぁあ!無事に1年間を過ごせてぇぇ」


 そう先生が話した次の瞬間、教室が揺れだした。いや教室だけではない、これは世界が揺れているのだ。窓の外を見ると雲ひとつなかった空にはガラスが割れたかのような裂け目が広がり、やがて青かった空は裂け目の向こうに見えた真紅が埋め尽くした。

 教室内も縦揺れと横揺れが同時に起きているかのようなひどい揺れ具合で誰も周りの状況を把握する事はできなかった。1〜2分経つと揺れは収まり、生徒たちは少しずつ落ち着きを取り戻していった。


「えっこれ家大丈夫かな?」


「震度7はあったくない?」


などと生徒たちがざわついていると、避難経路を確保しに扉を開けていた先生が


「みんなー!怪我はないか!?まだ本震じゃないかもしれないから何かにしっかり掴mぎょぺっっ」

そこまで言ったところで先生は扉から入ってきたよくわからない異形に頭をねじ切られた。

 まるで物語でよく見るゴブリンのような生き物がいつの間にか先生のそばに立っており生徒たちが声を掛けるまもなく殺された。

 先生の首が地面に落ちた1拍ほどあとに教室中が悲鳴で満たされた。前の方に座っていた生徒は先生の血がモロに掛かったため嘔吐してしまった者もいた。

 先生を殺した異形は教室内を見渡し、舌なめずりした後に狙いやすそうな生徒を狙った。

 ほとんどの生徒が泣きながら教室の後ろの方に逃げてったにもかかわらず教卓の目の前、つまりど真ん中の一番前の席に突っ伏して寝てる少年と、少年を必死に起こそうとしている少女である。

異形が飛びかかった瞬間、タイミングよく少年が顔を上げた。


「うわっ顔キモッそして口くさっ」主人公の一言目である。


 少女の方は必死に少年を逃がそうとしたが飛びかかられた恐怖で腰を抜かしていた。

 教室の誰もが二人の生存を諦めて目を瞑ったが、少年は軽々と異形を倒した。

 飛びかかってくる異形に対して、机をタイミングよく持ち上げることで異形の顔にぶつけ、そのまま机を使って押し倒した異形の上でストンピングを繰り返し、時々机からはみ出た異形の体を蹴ったり踵でグリグリしていた。

 しばらくすると異形はどこか悲しげな声を上げながら消えていった。

 しばらく凍ったかの様に周りの生徒の思考が止まっていたが、1分ほどで少年を起こそうとしていた少女が正気を取り戻す。


「永世君大丈夫!?怪我は?」

 少女は心配したかのように問いかけるが少年からの返事はない。


「...ふむふむ、つまり僕がなぜかいきなり戦えたのはこれの...」

 少年はなにか呟いていたが少女には聞いとることができなかった。

 少しすると「いやー大変なことになったね、紅音」と少年がのほほんとした雰囲気で少女に話しかける。


 「私達これからどうしたら良いのかしら?」

 泣きそうになりながら少女が少年に問いかけると、少年(主人公)はクラスメイトたちを見渡しながら笑顔でこう言った。


「この先生き残りたかったら、皆とりあえずあのバケモノどもを殺しに行こうか」


こうして、2年1組の生存劇(自由人による救済?)は始まったのだった。










【作者からのメッセージ】

この物語めちゃくちゃ見切り発車なのでまだこの話しか書いていないです。

続きが気になった方はブックマークかなにかして待っていてください。きっと投稿するでしょう。

それではさいならー

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