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day0 人生ガチャUR引きの勝ち組なワ・タ・シ

私、小鳥遊ゆず20歳。

22世紀をときめく女子大生。

今はマンションの一人暮らしで、

駅を2つ離れたところに

両親と高校2年の妹が住む実家があって

ちょっとした用事のとき頼りにさせてもらってる。

家族仲も良好で、経済面でも豪遊はできないけど、

不自由することもない。

謙遜すると嫌味になるからはっきり言うけど、

超恵まれた人生を送ってる。

なにより一番の幸せは

「あっ、カズトぉっ!」

最高の彼氏がいること。

「わりぃ。待った?」

「うん、待った。でも良いよ。

約束した時間の30分前だから」

彼氏の名前は真田和人。

高校からの付き合いで

卒業を期に正式に恋人関係になった。

ルックスは、悪くはないかな。

財産は、金欠でいつも困ってるけど

二人で働いていけば問題ないよね。

性格は……うん、優しい。すごく優しい。

そんなところも惚れちゃったんだけど、

すごく優しすぎて、カッコ良すぎるんだよね……。

でも、好き! これだけは絶対揺るがない。

「じゃあ時間より早いけど行こうか。

どこに行く?」

「じゃあ駅前に新しくオープンした喫茶店に行ってみたい」

「お、おう。任せろ!」

カズトは引きつった笑顔で私を引っ張ってくれる。

ファミレスとか公園で散歩とか

カズトがお金のかからない事で済ませたいのは知ってるけど

そうしてあげない! だって、私のために

カズトが頑張ってくれるところが見たいから。

意地悪しちゃったけど、本当はどこで何をしてても

二人で過ごせれば私は幸せ。

「カ〜ズト」

「ん?」

「好き」

「な、なんだよ。急に」

こうして目を合わせて告白するたび

照れてくれるところも大好き。

自然と恋人つなぎなんかしちゃったり、

彼氏の肩に頭を乗せて歩いちゃったり。

も~ホンっっっトーに幸せ♡♡♡♡

「この時間が永遠に続けば良いのに」

なんて、恥ずかしい事を言っちゃったり。


まぁ、続かないんですけどね

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